中学受験の合同説明会 親子で始める学校選び

中学受験を考え始めたものの、まだどの学校を見ればよいのかわからない。学校説明会に行くには少し早い気もする。そんなご家庭にとって、夏に開かれる学校合同説明会は、親子で学校選びを始めるよいきっかけになるかもしれません。

複数の私立中学校を一度に知ることができ、思いがけず心ひかれる学校に出会うこともあります。今回は、友人のお子さんとわが家の体験を通して、親子で合同説明会に参加する意味についてお話しします。

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学校合同説明会で見つけた、親子の「いいな」

仲良くしている友人のお子さんは小学4年生。中学受験の勉強を始めて1年ほど経った頃、ご両親と一緒に学校合同説明会へ出かけたそうです。会場には、さまざまな私立中学校のブースが並び、親の方が先に目移りしてしまうほど。そこで、複数校の校長先生が登壇するパネルディスカッションにも参加したそうです。

そこでは、これまでは名前を知っている程度だった学校の校長先生のお話が、友人のご家庭で大切にしている考え方と驚くほど重なっていたそうです。友人は思わず鳥肌が立ち、小4のお子さんも身を乗り出すように聞いていたとのことでした。
その後、その学校のブースを訪れると、先ほどの校長先生が優しくお子さんを抱きしめ、「うちの学校にいらっしゃい」とお声をかけてくださったそうです。するとお子さんは満面の笑みで、「私、この学校に行きたい!」とひと言。学校案内を読んだだけではわからない空気が、一気に親子へ届いた瞬間だったのだと思います。

▲中学受験の学校合同説明会は、親子で私立中学校を知り、心ひかれる一校に出会うきっかけになります。
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校長先生の言葉が志望校選びの入口に

その話を聞き、そういえばわが家の子どもも小3か小4の頃、夏の合同説明会に参加したことを思い出しました。
会場には多くの中学校のブースが並び、わが家には、少し遠い存在に思えた難関校も参加していました。合同説明会という場だからでしょうか。思っていたよりも敷居は高くなく、気軽に先生方にお話を伺うことができました。

校長先生方のパネルディスカッションでは、当時、開成中学校の校長先生だった柳澤先生のお話を初めて生で聞きました。明るくエネルギッシュなお人柄と、子どもの可能性を大きく成長させてくれる言葉に、私自身がすっかり引き込まれたことを今でも覚えています。
「こんな学校で息子が学べたら…」と心の中で思っていたところ、隣にいた息子がぽつりと、「開成中って、いい学校だね」と言いました。まだ幼かった息子にも、校長先生の思いが何かしら伝わったのかもしれません。

一度の説明会で、学校のすべてがわかるわけではありません。それでも、校長先生の言葉や姿勢には、その学校の大切にしているものがにじみ出てきます。そして、子どもの「この学校、行ってみたい」という気持ちは、その後の受験生活を支える小さくても確かな力になります。

どの学校を見ればよいか迷っているなら、まずは親子で学校合同説明会をのぞいてみる。そんな一歩から、思いがけない学校との出会いや、わが家らしい志望校選びが始まることもあるのだと思います。
まずは、親子で感じた「いいな」を大切にしてみませんか?

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▲校長先生の言葉に触れることが、わが家らしい志望校選びの入口になることもあります。

開成中高卒・東京大学理科Ⅰ類に現役合格した、ちょっぴり運動が苦手な息子の母です。小・中・大学受験を親子で乗り越える中で、数えきれない程の試行錯誤と失敗を経験しました。そんなリアルな体験談が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです!

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