2020年秋から書かせていただいたこのブログも、今回が最後になりました。
ブログを始めた当初、ウミは小学5年生。それから中学受験を経て、現在は中学1年生になりました。
中学校の制服を着て登校するウミの姿を見ていると、中学受験の勉強をしていた日々が、もうずっと遠い昔のことのように感じます。
今回は、ウミの中学受験全体の振り返りと、今もどこかで必死にがんばっている中学受験生のいるご家庭に向けて、わが家の経験から感じたことを書かせていただこうと思います。
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塾なし中学受験も選択肢の1つになる時代へ
既に何度も紹介した通り、ウミは最後まで予習シリーズを使用した塾なし中学受験でした。
中学受験ママの奮闘日記「一輝一憂」大好評連載中です。 ウミが小学4年生から自宅学習で始めた中学受験の勉強。気付けば折り返し地点を過ぎました。 ここまで長かったよう短かったような…。今回は、今までの道のりを振り返りながら、[…]
勉強を始めた当初は
「とりあえず、ふだんの家庭学習の内容を、中学受験の内容に変えてやってみよう」
と話し合い、一貫した方針を決めず、
「途中でやっぱり塾が必要だと思ったら、その時考えようか」と、
通塾も視野に入れてスタートしました。
半年に1度、テキストを購入するタイミングで、
「自宅学習で続けるか?通塾するか?そもそも受験勉強自体続けるか?」
という意思確認をウミにしていましたが、結局、最後までウミの希望で塾なしになりました。
試行錯誤だった塾なし中学受験
通塾が王道の中学受験において、自宅学習のみという道は試行錯誤の連続で、厳しいものだったなと思います。
「このやり方でいいの?」
「私のせいでウミの努力が水の泡になったらどうしよう」
「結果が出ないのはやり方が間違っているから?」
「誰に相談したらいいの?」
など、常に頭の中に疑問やモヤモヤが渦巻いている3年間でした。
しかし一方で、通塾を選んだ場合は、何の悩みもないのかというと、そんなこともないですよね。
あくまでもメディアやSNSでの情報を通しての印象ですが、通塾を選択しても、わが家と同じように苦しんでいるご家庭が大半だと感じます。
結局、中学受験をするということは、親子ともに心身のタフさを試される3年間を選択するということなのかもしれません。
「塾なし」の最大のメリット
「塾なし」と言うと、「わが家にはとても無理」「塾は必須でしょ」と思われる方も多いと思います。
しかしインターネットが普及したことで、オンラインで様々な動画を視聴し、SNSで幅広く情報を集めることができるようになり、「塾なし」は以前よりずっと取り組みやすくなったと感じました。
また、宿題や頻繁なテストがないので、塾での成績やクラスに左右されることなく、子どもに合わせた量と方法に勉強内容を調整できたことは、最大のメリットだと感じました。
塾に通える環境にないけど中学受験を考えている方や、通塾に悩みを抱えている方などには、「塾なし」も、1つの選択肢として考えてみることをおすすめします。
3年間で偏差値はどれほど上下したか?
中学受験とは切っても切れない偏差値。
1つの指標にすぎないとは分かっていても、だからといって全く気にしないわけにもいかない、悩ましい存在です。
3年間で偏差値はどのように変わるのか?
ウミの例を紹介します。
結論から言うと、大幅に上がることも下がることもなく、数値も傾向も大体同じ状態を3年間キープしました。
ウミの得意科目は算数と理科。
サピックスでも四谷大塚でも、模試では50半ば~60後半で推移していました。
苦手科目は国語と社会。こちらもどの模試でも、大体40~50半ば。
毎回、よくできた科目があっても、なぜか必ず悪い科目もあり、4科目でみると偏差値は55あたりが定番。
たとえば、最後に受けた小6・12月の四谷大塚の合不合判定模試では、算数の偏差値が71で過去最高だった一方、国語が36でこちらは過去最低。
結果、4科目での偏差値は56でした。
ウミの場合は、科目間の差が激しかったので、偏差値は4科目合計ではなく、いつも科目別をみるようにしていました。
志望校も、偏差値よりも過去問との相性を重視して選びました。
中学受験生活で得るものは、その後の人生の糧になる
ウミが中学受験の勉強をしていた3年間は、
「子どもにこんなに勉強をさせていいのだろうか?」
「ウミが選んだと言っても、親のエゴではないだろうか?」
と、ずっと悩んでいました。
母があきらめそうになった時、子どもは
途中、「もうやめたい」と、夫に話したこともあったくらいです。
そんな私とは対照的に、ウミは一度も「やめたい」とは言いませんでした。
スケジュールから遅れてしまったり、やることをやらなかったりしたことも数えきれないほどありますが、嫌いな科目からも逃げず、最後まで粘り強く頑張り、大きく成長しました。
3年間でウミが身につけたものは、今後の人生においても、ずっとウミの力になっていくだろうと思います。
これまで、私の拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
数年後、今度は小2の次男ヒラメが中学受験をするかもしれませんが、その時までは、しばらくウミの中学受験生活を懐かしく思い出しながら、のんびり過ごそうと思います。
中学受験生活に突入すると、なかなかのんびりもできないので…(笑)
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