低学年での通塾について

一憂は【毎週月曜日更新中】


気付けば、もう11月。

今年も終わりが見えてきました。

年末年始が慌ただしく過ぎると、塾界隈では新学期のスタート時期でもある2月を迎えます。

昨今、低学年の通塾を巡り賛否両論の意見が聞こえてきますが、実際のところどうなのでしょうか?

我が家の経験を交えて、私の考えをお話したいと思います。

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低学年から通塾した理由

我が家では、息子(まめ)と娘(そら)は小学1年からサピックスに通っていました。なぜ2人とも低学年のうちから通塾させたのか、理由は2つあります。

1つは、学習習慣を身につけたかったから

そして
2つめは、家庭学習をする上で、道しるべとなるものが欲しかったから

公文など学習系の習い事はしていなかったわが子たち。

仮に親が立てた学習計画を進めたとしても、周りに刺激を受けて、楽しくはつらつと勉強をする環境にはならず、勉強=つまらないという印象を植え付けてしまうのではないかという不安がありました。

そこで、楽しく思考力を育む授業をしてくれると評判のサピックスで、色々なタイプの子どもたちに良い刺激をもらえたらいいなと考え、通塾を決めました。

▲学習習慣を付けるには低学年からの通塾はおすすめ。ただし親の力が想像以上に必要。

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通塾に必要な2つの心構え

通塾にあたって、主人と話し合い、これだけは守っていこうと決めたことがあります。

1.クラスの昇降、順位がつくテストの結果に一喜一憂しない

テストで結果を出す(=順位を上げる)という事にフォーカスするのではなく、テストに対しての取り組み方を大切にしました。

また、クラス昇降については、徐々にではありますが、その試験での1点がどう影響するかを体感し、1点1点に対する重みの感覚を持てるようにしていきました。

2.塾のカリキュラムを無駄にせず、勉強が嫌いにならにように工夫をしてできるだけ丁寧に復習をする

親が塾のテキスト類をきちんと管理して、毎日コツコツと学習できるように配分をしました。

また、親は勉強を教えるという立場ではなく、子どもと一緒に勉強していくというスタンスも心がけました。子どもはお母さんと一緒に勉強するのが大好きですよね。

合間を縫って、「国語ではどんなお話だったの?」とか、「こんな(算数)解き方があるのね、ママは知らなかったわ」と意識的に会話をしました。

私も子どもに教えられることが多く、そんな時は、「凄いね」と褒めてあげると、学習に意欲的な気持ちになったようです。

▲家事の合間に声かけ学習。「学ぶことは楽しい」ことを体感したいですね。

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席取りだけの通塾をおすすめしない理由

昨今、大手進学塾が低学年のうちに満席になるので、早いうちからその席を確保する事を目的として入塾させるご家庭も多いと聞きます。

個人的には、席を確保することだけを目的にした入塾は、あまりおすすめ出来ないと思います。

なぜなら、簡単な気持ちで入塾して、丁寧な学習を怠り、学習習慣を身につけないでいると、消化不良のまま学習は進んでしまい、勉強に対する苦手意識が芽生えるかもしれないからです。

お子さんの成長には個人差もありますので、入塾に最適な時期というのはその子その子によって違うものだと思います。

ですので、お子さんに合ったタイミングでの入塾が良いと思います。

座席の確保が、とご心配なご家庭は、例えば入塾希望者が殺到する時期をずらす、あるいは募集を行っている近隣校舎にひとまず入室許可を頂き、その後希望校舎にキャンセル待ちをするといった対策は打てるはずです。

色々と考えれば良いアイディアがあるはずです。

お子さんのためにも、慎重に検討していきたいですね。

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▲学年別補助学習費 文部科学省 平成30年子供の学習費調査より 本格的な通塾は、中学受験のカリキュラムがスタートする頃(=4,5年生頃)

中学受験 低学年の通塾 サピックス 通塾時期

御三家中高一貫男子校出身、現役東京大学理科一類合格の運動神経がちょっぴり鈍い長男(まめ)と、のんびり屋の長女(そら)の母。幼・小・中・大と伴走してきました。たくさんの失敗や経験談を少しでも皆様のお役に立てればと思っています。

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