来年度の中学受験はどんな感じ?塾主催2023年度中学入試分析会に行ってきました

気がつけば3月も後半。6年生最初のクラス分けテストでは見事に玉砕。一瞬頭が真っ白になりましたが、最近はテスト結果に一喜一憂しない精神力もかなり養われてきました。

そして本人は私以上。慣れたのか、強いのか、楽観的なのか・・・。落ち込むのは一瞬で、そこからの心のリカバリー力とポジティブマインドはもはや頼もしくさえ思えるようになってきました。

そんな中、塾では2022年度の受験が一段落し、保護者向けに入試分析会が開催されました。その内容があまりにも詳細で濃かったので、2回に分けてお伝えします。

中学受験 入試分析 受験者数 応募者数 関東 超難関校 

テストの成績 目的意識 冬期講習 息抜き

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2023年度首都圏の中学入試を総括

コロナ禍を経て・・・

新型コロナの状況もだいぶ落ち着き、学校側の対策も万全。受験者側も当たり前のように消毒、検温に応じ、大きな混乱もなかったようです。学校見学や説明会も対面での開催が増え、少しずつ以前のような様子に戻りつつある中学受験。

一方で、筑波大学付属駒場中学校もweb出願を導入するなど、コロナがきっかけで中学入試のシステムや運営方法も大きく変わりました。そしてそれが今や一般的になっているという面もあります。

例えば、出願と合格発表のデジタル化。合格発表に関しては、掲示を行う場合でも、まずwebサイト上での発表を確認し、合格している場合には学校の掲示を見に行くというのが定着しているようです。

また、試験会場の各机に設置される仕切りやマスク着用についても、こと試験会場においては今後も継続するのではないでしょうか。

ただ、女子校の面接については未だ慎重な学校が多く、横浜共立学園、横浜雙葉、立教女学院(一般)、女子学院、雙葉などは試験日直前に面接中止を発表したとのこと。来年度についてもまだまだ流動的と言えそうです。

中学受験者数は増加!

2022年度の首都圏の中学受験者数は約65,000人と過去最高となり、受験率は初めて22%を超えたとされています。首都圏に関しては、コロナ禍で混乱し、いったん下がった中学受験熱のリバウンドが起こっているとも考えられます。

またコロナ禍で浮き彫りになったICT学習体制の格差や年々変化する大学受験への対応力なども評価され、「やっぱり私立の方が・・・。」という状況を生み出しているようです。

そしてその状況はおそらく来年度にもつながっていくと予想されるので、来年度受験する我が家にとってはかなり厳しい状況。塾の分析会でも言われていましたが、もはやライバルは他塾の子どもたちではなく、同じ塾の隣に座る子どもたち。熾烈な争いになることは避けられないようです。

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男子の超難関校や共学校の応募者数が増加!

2月1日午前試験の受験者数は1,000人以上増加し、約43,000人に。受験率は15%ということでした。その他、応募者数に関しては、1月に試験がある埼玉県の栄東中学校のA日程試験の応募者は8,000人に迫る勢い。

幕張メッセで大規模入試を実施することで有名な千葉御三家の市川中学校は、男子は200名以上増加。渋谷幕張中学校の一次入試は2年連続で増加とのこと。

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難関校応募者数の推移

東京

  • 開成・・・1289名と近年で過去最多
  • 他難関校は10%~20%アップ

神奈川

  • 聖光、栄光・・・共に増加

東京(女子難関校)

  • 桜蔭・・・600名超え(2024年100周年 新校舎への期待も⁉)
  • 女子学院・・・700名と若干減少
  • その他女子難関校・・・大きな変化なし他の特徴としては、大学と連携している香蘭、三輪田なども増加。

共学は増加あるいは大きな変化なし

  • 広尾学園・・・男女共に増加
  • 渋幕・・・男女共に増加
  • 共学校は相変わらず人気が高いようです。

以上の傾向から、どうやらコロナ禍を抜け出し、全体的に強気のチャレンジをする受験生が多かった、と塾は分析しています。

受験応募者数が増えているのですから、全体的に受験者数、受験率がアップするのは当然ですが、中でも男子の超難関校が飛躍的にその数を伸ばしたというのが大きな特徴です。来年度については、あまりにも倍率が高くなった学校は敬遠されるという可能性も多少ありますが、全体的には同じような状況が続くのではないかと予想されます。

では一体ねらい目は?

と考える方も多いかもしれませんが、塾として声を大にしておっしゃっていたこと。それはやはり“ブレない心”。効率的な学習法、志望校選びなどというものはなく、”ねらい目“で学校を選ぶようでは良い結果には結びつかないという事。

「あの学校に行きたい!」という強い気持ちを持ち続け、やるべきこと、やれるだけのことをやる。受験というのはただそれに尽きるというわけです。

応募者数の増加を聞くにつけ、より厳しくなりそうな来年の受験。どのような気持ちで受験に向かえばよいのか。あらためて受験に向かうと心構えにもつながるさまざまなエピソードも盛り込まれた、実りある分析会でした。

次回は、教科ごとの出題傾向についてお伝えします。

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長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。次女のプリンは公立小学校生活の6年生。いよいよ受験までのカウントダウンが始まり、エンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。

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