短かった春休みも終わり、小学校でも新学期がスタートしました。いよいよ名実共に6年生です。すでにジェットコースターのような日々が始まっていますが、今からじたばたしてもしょうがないので、まずは地に足つけてしっかりと一段ずつ登っていくしかありません。
さて、今回も先日開催された、塾の2023年度入試分析会についてお伝えします。前回は、受験者数の傾向などが主な内容でしたが、今回は教科別に、塾がどのような分析結果をまとめられたのかを簡単にお伝えします。
気がつけば3月も後半。6年生最初のクラス分けテストでは見事に玉砕。一瞬頭が真っ白になりましたが、最近はテスト結果に一喜一憂しない精神力もかなり養われてきました。 そして本人は私以上。慣れたのか、強いのか、楽観的なのか・・・。落ち込むの[…]
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塾の分析ってすごい!教科別出題傾向
算数
全体として近年の傾向から大きくはずれることなく大半が典型問題
典型題3つの傾向
- ひとひねり・・・広く知れわたった解法を知っているだけでは対応できない問題
- 長文化 ・・・文章題の長文化により、問題文の条件や操作の内容の読み取り力が問われる難問
- 数値設定の複雑化・・・数値設定が整数とは限らず、少数や分数も多く登場
中学入試として出題できる範囲の中での作問と考えると、“いきつく先は同じ”ということも言えるとしていて、つまり、過去に他校で出題された問題を数値や条件を少し変えた問題というものもよくあるようです。よく似た傾向の問題を出す志望校以外の学校の過去問も対策に入れてみるのもひとつの手かもしれません。
いずれにしても、算数の難問化は必至で、解法知識、読み取り力、作業力、分析力などさまざまな力が求められ、目の前の課題やテストをただこなしているだけでは難しいようです。
国語
直近出版物からの出題が多い傾向。昨年は全体の3割、直近2年では5割。
最新の文章をチェックしておく必要あり!
テーマはコロナ禍、人間関係、SDGs、多様性など。現代社会における様々な問題を客観的な視点でとらえることが求められています。
また、国語でありながら、グラフ、表、図、情報を複合的に分析するような内容もあるなど、大学共通テストを意識したアクティブラーニング的な問題も。。。
「あたりまえ」のことに対しても「なぜだろう?」という視点で
理科
昨年と比べて分野別では物理、化学が増加、生物、地学が同程度
3つの傾向
- 読み取り、判断力が求められる
- 身の回りの理科からの出題
- どこも高難度!
今年は高得点勝負となった科目。ちょっとしたミスが命取りになったようです。
地球温暖化などの環境問題とこれまでの理科科目の知識を結び付けた問題は定着。あらゆる分野から均等に出題される傾向が強く、基本的な知識、解法を身につけたうえで、演習などをしっかりこなし、難易度が高い問題にも対応できるよう、対策をしていく必要がありそうです。
社会
- “ロシアのウクライナ侵攻によって生じたさまざまな問題”が多く出題。
エネルギー、食糧問題など、世界で起こっていることが私たちの生活にどのように影響しているか?ということは常に意識しておく必要あり。 - 統計の多様化
- 地理と歴史を結び付けた問題
- 国際社会問題
リード文や資料をしっかり読み取る力、論をまとめる力が求められる傾向が強くなっているようです。普段からさまざまなことに疑問を持ち、「あたりまえ」のことに対しても「なぜだろう?」という視点で物事をとらえ直して過ごす事が必要です。
そして、世の中の諸事に関心を持ち、それがどのように自分の生活に影響しているのか?またその問題はどうすれば解決できるのか?しっかり自分なりの考えを持てるよう、家族間でもよく話をしておくことが大切です。
以上、ざっくりと2023年度の科目別入試問題の分析についてまとめましたが、ついこの間の入学試験問題をほんの1,2カ月でかなり細かく分析し、しかもその年だけではなく、過去数年にわたっての多くの学校の問題を照らし合わせるなど、塾の分析力にただただ関心。
一方で、実際の出題例を参考にしながら、分析結果を聞いていましたが、入試問題の難しさに驚かずにはいられませんでした。果たしてプリンはあと数か月でこんなに難しい問題を解くところまで行けるのでしょうか!?
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長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。次女のプリンは公立小学校生活の6年生。いよいよ受験までのカウントダウンが始まり、エンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。