中学受験はいつからスタート?
塾はいつから?何から始める?
中学受験でまず大切なのは後悔のないよう、受験までのだいたいのスケジュールを把握しておくこと。
小学校6年間で、いつ、何をすればいいのか、考えておきましょう。
小学校/学年別の過ごし方
小学1・2・3年生
<生活環境を整え、学習の基盤づくり>
この時期は無理に勉強をさせるより、まずは生活習慣を整え、自立した生活ができるよう心がけます。 毎日少しだけ机に向かい、本を開いたり文字を書いたりする習慣をつけましょう。
また季節行事や地域活動など、たくさんの生活体験を積んでおくことも大切です。 できれば受験について少しずつ、親子で話しておくとよいでしょう。
小学4年生
<通塾スタート!情報収集の開始>
中学受験をする人の多くがこの時期 に、塾あるいは家庭教師などの学習基盤を整えます。 入塾テストの時期なども含め、早めに検討・情報収集 するのがおすすめです。
そして、そろそろ志望校に目星をつけて、選択肢にあがった学校について調べ始めましょう。
小学5年生
<学校説明会に参加/中学生活を具体的にイメージ>
そろそろ本格的な学習体制に移行します。また学校説明会は、気持ちや時間に余裕があるうちに行っておくのがベター。 学校の雰囲気や様子を知ることで、受験のモチベーションも上がりま す。明確な志望校がない場合は、地域の合同説明会などに参加するのもよいでしょう。また学園祭やオープンスクールなど、学校の様子がよくわかるイベントにはなるべく足を運びましょう。
小学6年生
<受験までラストスパート/親子ともに頑張る1年間>
1~2月の本番に向けて受験モードに突入です。志望校候補を絞って、過去問演習に取り組むなど、具体的な実践力を磨きます。また、入試までのtodoリストや学習スケジュールの作成など、しっかり計画を立てることも大切です。
小6の1年間のスケジュール
4月
<志望校判定模試を受ける/ざっくり志望校を決める>
6年生になって初の模試。この頃から実際の成績を考慮して志望校を絞り始めます。
5月~6月
<学校説明会に参加し、志望校の雰囲気を確認>
これまで行けなかった学校や新たに候補にあがった学校などの学校説明会に参加し、学校全体の雰囲気を確認しておきましょう。
7月~8月
<塾の夏期講習参加>
夏休みは受験生の天王山。これまでの総復習に力を入れます。
苦手科目にしっかり向き合いましょう。
9月~10月
<志望校決定>
第1志望校を決め、過去間対策を始めましょう。
併願校は、模試の結果などを参考に、受験日や偏差値などを考慮して検討します。
11月
<直前説明会参加/入学願書の獲得>
直前の説明会はその年の入試傾向など、役立つ情報を得られる可能性が高いので、できるだけ参加しましょう。 その際、入学願書をもらいます。
願書は学校窓口や郵送でももらえるので調べて入手しましょう。 また、小学校の先生に「調査書」の作成をお願いしておくことも忘れずに。
point!出願前にwebで出願登録をさせる学校もあるなど、学校によって手続きはいろいろ。入試要項はすみずみチェック!
12月
<出願準備を整える/塾の冬期講習>
願書用の写真を撮影するなど、出願に必要な書類を整えます。 また、インフルエンザなどの感染症が流行し始めるので、早めに予防接種をしておきましょう。
塾では最後の総復習など追い込みの時期。本人は成績や受験への不安から精神的に不安定になりがち。食事や睡眠など生活面に留意しましょう。
point!1月入試の学校は出願タイミング。早めの準備が大切!
1月
<入学試験スタート>
早い学校では入試がスタート。本命の出願も始まります。
書類を郵送するときは「 消印有効 」あるいは「必着」など、条件をしっかり確認しておくこと。
point!1月入試はまず場慣れすることを目標に、焦らず取り組みましょう。
2月
<入試本番/入学手続き>
ついに本番。これまでの努力を信じ、精いぱいがんばりましょう。 合格発表は当日夜から数日の間に行われます。入学手続きは合格発表の当日か翌日など
手続き期間が短い場合が多いので注意しましょう。またオリエンテーションがへの参加が必須の学校もあるので、それぞれの要項をしっかり読んで必要事項を確認しておくこと。
point!入学金の振り込みなどもあるので、お金の用意をしておきましょう。
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