2024年に創立110年を迎えた神奈川学園。女性が社会で活躍するために必要な能力を備えること、判断力をもち自立した女性を育てること、そして、その力を社会のために役立てる「自他敬愛」の心を育むことを教育の柱としています。校長先生に、神奈川学園中学の特色ある取り組みなど注目ポイント伺いました。
「理科100実験」で理系科目の学習意欲向上へ
授業では、気象に関する実験を実施。水を入れたコップに氷を足していき、水滴がつき始めた温度を測定。計算して湿度を決定します。(神奈川学園中学・高等学校)
神奈川学園中学・高等学校は、女子校としては理系進学率がとても高く、近年は40%前後を推移しています。
「入学当初から理科が大好きな生徒ばかりではないのですが、理系進学率が高いのは、理系科目においても実体験から理論を学んでいく学習の組み立てを大切にしている成果かもしれません」と及川校長。
中学の理科では3年間に100以上、つまり10日に1回は実験や観察に取り組んでいます。気泡の出方や液体の色の変化といった化学変化、身近な科学的な現象の再現などを実際に自分の目で確かめることで、理系教科への興味・関心を引き出します。
放課後には、希望制の実験講座も開かれます。写真は、豚の眼の解剖実験の様子。(神奈川学園中学・高等学校)
習熟度別授業と豊富な語学研修で
英語力アップを目指す
習熟度に合わせてクラス分けされているので、授業の進み方もスムーズ。より適切なケアも可能です。(神奈川学園中学・高等学校)
グローバル社会において欠かせないツールである英語。中学3年間、英語の授業では、「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく伸ばすオリジナルの「KGRound」システムで学びます。
また、中学入学時より個々の習熟度に合わせてクラス分けをして授業を行う「習熟度別授業」を導入。一人一人の理解度や課題に合わせた、より細やかな指導により、個々の力を着実に伸ばし、英検の取得にもつなげます。
海外・国内で実施する数多くの研修や海外交流校からのホームステイの受け入れなどのプログラムも多数あり、英語のコミュニケーション力アップも期待できます。
毎年、オーストラリアの複数の学校の生徒がホームステイで訪れます。希望制の海外研修も充実。(神奈川学園中学・高等学校)
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