想像以上の自分に出会う 踏み出せ! 輝く使命に向かって

聖園女学院中学校 ビタミンママ

聖園女学院中学校高等学校:神奈川県藤沢市

聖園女学院の敷地総面積は83,000㎡。緑豊かで開放的な広い校内で、生徒たちの心と体を健やかに育みます。敷地内にはキリスト像や、マリア像を納めたルルドがあり、生徒たちの心のよりどころになっています。大切にしていることや学校の取り組みなど、校長先生にお話を伺いました。

朝礼やミサで心を落ち着け
自分のあるべき姿を見つめる

聖園女学院中学校高等学校(以下、聖園)では、毎日の合同朝礼や年5回のミサなど、カトリックの祈りの時間を大切にしています。心を静め、自分を見つめ直す時間は自己理解を深めるのに役立ちます。目指すのは、自分には何ができるのか、社会にどう貢献できるのか、何のために生きるのかという、人が生まれながらにもっている「使命」を見つけること。その使命をまっとうするために、今学ぶべきことを自覚し、自ら積極的に学ぶ姿勢を身につけます。
聖園女学院中学校 ビタミンママ

祈りをささげる聖園チャペル。成人の年にはここで「成人のミサ」が開かれ、卒業生のほとんどが帰ってきます。

他者を理解し、認め合える
世界で貢献できる人材を育てる

英語力の必要性は広く言われることですが、言語を学ぶことは単に言葉を習得するだけに留まらず、異文化を理解し、尊重することにつながります。異国の言葉を知り、その言葉で書かれた書物を読んで理解を深めることで、真の国際人になれると考えています。そのため、聖園の英語教育では英文法、語法の基礎をしっかり身につけ、正しい英語を習得し、英作文、英会話など確かな表現力で発信できるよう努めています。「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能をバランスよく学習できるよう、マンツーマンで会話ができるオンライン英会話や数千冊の洋書を自由に読めるeステーションなど、多彩なプログラムを活用しています。そして、カナダへの海外研修やニュージーランドへの中期・長期の留学制度、約100 校の海外大学への推薦制度など、多方面からのアプローチで英語学習を推進しています。

(左)会話中心の英語の授業「Pecha-Kucha Day」
(右)放課後ミニ留学ともいえるMEA(Misono English Academy)の様子。ネイティブの先生との会話やゲームで英語力を磨き、英語で自己表現できる会話力を身につけます。

自ら課題を見つけ、答えを
探そうと模索する姿勢が大事

「私は生徒にたくさん質問してほしいんです。教師の言うこと、書物に書かれていることを鵜呑みにせず、本当にそうなのか疑問をもつことが大切だからです。正解のない疑問に行き当たり、自分なりの答えを探してもがくことで、自分の道を見失わず、前に進むことができます。聖園で過ごす6年間でぜひ、自分の使命を見つけ、なりたい自分に向かって確かな一歩を踏み出せるようになってほしいと思います(校長・ミカエル カルマノ 先生)。」
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ビタミンママ編集部の注目ポイント

緑豊かな緑園で育む 奉仕・慈しみの心

校区の広大な敷地は、県の鳥獣保護区にも指定されるほど。緑にあふれ、ときに鳥や動物たちが訪れます。そうした豊かな自然環境を生かし、聖園ならではの取り組みも多く行なっています。

生徒が手入れするハート型の花壇

「クライネス・グルーク(小さな幸せ)」と名づけられた花壇庭園は、美化委員会を中心に生徒が手入れをしています。「学校花だんコンクール」で最優秀賞を受賞するなど校外からも高い評価を得ており、自然を愛し、美しい景観を大切にする豊かな心を醸成します。

敷地に設置された巣箱で、鳥たちの様子を観察

校地は県の鳥獣保護区に指定されており、いろいろな鳥の様子が観察できます。ときにはフクロウの赤ちゃんが見られることも。シジュウカラの保護について研究発表をして表彰されたり、TV 取材を受けたりするなど、自然豊かな聖園ならではの活動も展開しています。

(左)春にはバラ、秋にはアリッサムやパンジーなど季節ごとの花を植え、生徒や教員の癒しになっています。
(右)敷地に設置された巣箱

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お話を伺ったのは

聖園女学院中学校・高等学校校長 ミカエル カルマノ先生