東京農業大学第一高等学校生に聞いた「私たちの学校自慢!」

特色ある活動や施設、勉強、行事、部活についてなど、通っていてこそわかる学校の自慢ポイントを東京農業大学第一高等学校中等部の在校生が教えてくれました。

メンバー

  • Kさん・中3

    卓球部、テニス部

  • Aさん・中3

    バレーボール部

  • Wさん・中3

    バレーボール部

  • Tさん・中3

    化学部、生物部

この学校を選んだ理由

生徒の「好き」を後押しする環境。体験型の授業が多いのも魅力

Tさん
4つ上の兄もこの学校で、デイリーショップという校内の売店で販売されているお弁当がおいしいってよく言っていたのが気になりました。確かにおいしいですね。あと、体育祭を見学したのですが、部活対抗リレーがすごく盛り上がっていて、自分も将来、この輪に加わりたいなと思ったのが選んだ理由です。

Aさん
私の夢はスイーツの開発をすることです。農大一中は稲作や味噌づくり、中3の北海道旅行では新巻き鮭作りなど、食に関する体験が多く、将来のために生かせるなと思いました。味噌づくりは大豆から作るのですが、なかなかできない経験で、将来は味噌を使った和のスイーツも作ってみたいと思います。

東京農業大学第一高等学校中等部:東京都世田谷区

Wさん
生物が好きなんですけど、文化祭で見学に来たとき、生物室の充実ぶりに驚きました。理科の実験も好きで、生物、化学、物理、中学用と4つも実験室があることもすごく魅力的でした。今は実験のある日が楽しみです。

Kさん
僕の好きなアニメの映画に出てくる制服と似ていることを説明会で知って、農大一中に興味をもちました。もともと動物が好きで、植物とか稲作にも興味があったんです。知耕実学っていう、たくさんの体験から学びを深めるという方針も自分に合っているなと思って。稲作を田植えから収穫まで経験して、持ち帰ったお米はやっぱり、おいしかったですね。

行事の話

生徒主導のたくさんの行事で培われる自主性と社会性

Aさん
1年のときの桜花祭はコロナの影響で、全学年、全クラスで出し物の動画を撮影し、オンライン上で公開するという形式での開催でした。私たちは「逃走中」をモチーフに、逃走者が捕まったらマスクに落書きをされる「塗装中」という企画をしたんです。みんなでアイデアを出し合って作り上げ、自分たちも楽しかったし、再生回数も1年の中では最多になったのはうれしかったです。

Kさん
SSF(Sakura Sports Festival)は中等部3学年合同の体育祭で、大根をバトン代わりに走るリレーなどがあり、とても盛り上がります。僕は委員を務め、3学年合同のチームと、自分のクラスが学年の中で勝つことを目標に、みんなに協力を求め、その結果どちらも勝つことができたときはとてもうれしかったです。

Tさん
中2の6月に河口湖で行われる3泊4日のイングリッシュキャンプは、滞在中、ずっと英語漬けの毎日です。勉強はもちろん食事も遊ぶ時間もすべて英語で、自分の英語力に少し自信がもてました。

Wさん
中1、2年のときはコロナで中止になった合唱コンクールが楽しみです。12月に行われるのですが、私はクラス委員で準備を進めています。中3は曲を自由に決められるのですが、難易度や曲のノリなど、いろんな意見があってまとめるのは大変でした。これからホームルームや放課後を使ってみんなで練習し、一番になれるよう頑張りたいと思います。

校風の話

文武両道を後押ししてくれる、充実の施設と熱い先生方が自慢

Wさん
バレーボール部が活動しているアリーナの広さが自慢です。バレーボールのコートが2面取れて、エンドラインまでの距離が長いので、思い切りプレーできます。試合で他校に行くこともありますが、ウチの学校ほど広いところはあまりありません。冷暖房完備で、夏でも快適な環境下で練習に打ち込めます。

Aさん
校庭が人工芝ですごくきれいで、水はけもよく、雨のあとでもすぐに体育の授業などで使用できます。桜花祭のオンライン動画でチアリーディング部の演技を見たのですが、グリーンの人工芝に色鮮やかなコスチュームがすごく映えていたのが印象的でした。

東京農業大学第一高等学校中等部:東京都世田谷区

Tさん
先生が一方的に話すのではなく、生徒同士で考えたり、議論したりという授業が多くて、とても楽しく勉強に取り組めます。社会では過去の裁判事例をもとに合憲か違憲かを話し合ったり、現代文では文章を読んで作者が伝えたかったことは何かをクラスみんなで考えたり。意欲的に取り組める授業が多いのも、ウチの学校の特長だと思います。

Kさん
よさこいはこの学校の伝統です。中3はダンスが得意な人も苦手な人も取り組めることを前提に意見を出し合って自分たちで振り付けを決めて、桜花祭でクラスごとに発表します。一体感が出せるよう、本番に向けてみんなで練習に励んでいるところです。

東京農業大学第一高等学校中等部:東京都世田谷区

一中一高ゼミの話の話

苦手意識の克服や興味を育てる
80以上もの講座がある一中一高ゼミ

Tさん
僕はエコに興味があり、理科の先生と社会の先生による、「エコバッグは果たして本当にエコなのか」というゼミを受けました。レジ袋の削減はCO2排出量の削減やプラスチックの過剰な使用を抑制することができるため、エコバッグを推奨する反面、環境にやさしいレジ袋を作ることもできるのではないかなど、環境問題を多角的に考えるきっかけになりました。

Kさん
僕はテニス部と卓球部を兼部していて、なかなかゼミに参加できないのですが、化学や物理が好きなので、次は受講してみたいです。教科学習だけでなく、お笑いについて考えるゼミなど、スポットで参加できる講座や、中1から高3まで一緒に学べるゼミもあるので今後、活用したいと思います。

Wさん
私は折り紙で立体を作って数学を考えるゼミに参加しました。折り紙で作った立体を解体しながら、その仕組みを学んでいくというもので、考え方の幅が広がり、もともと好きな数学がさらに好きになりました。

Aさん
私も数学のゼミを受講しました。板にくぎを打ちつけて、糸を巻いて図形を作るという体験型の数学はすごく理解しやすくて楽しかったです。図形への苦手意識があったのですが、自分で図形を作ることで空間認識の力がついて、点数も上がりました。

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