湘南白百合学園中学校の生徒に聞きました「私たちの学校自慢!」

特色ある活動や施設、勉強、行事、部活についてなど、通っていてこそわかる学校の自慢ポイントを湘南白百合学園中学校の在校生が教えてくれました。

メンバー

  • 高2・K さん

    高校生模擬裁判選手権に夏休みの
    すべてを費やした「模擬裁の夏」。
    仲間と裁判の台本を練りました。

  • 高2・ Uさん

    好きなことに打ち込んでいる
    友だちを見ていると、自分も
    頑張ろうと自然に思えるんです。

お話

高2・K さん
高校生模擬裁判選手権に夏休みの
すべてを費やした「模擬裁の夏」。
仲間と裁判の台本を練りました。

探究心を深めた模擬裁判。
培ったスキルは貴重な財産

Kさんが全身全霊で打ち込んだのは、2022年に挑戦した高校生模擬裁判選手権です。
6月の予選では神奈川県の最優秀校に選ばれ、8月の全国大会に出場しました。
大会は学校対抗で、それぞれの学校が検察側と弁護側に分かれて戦う方式。
チームのメンバーが1人ずつ順番に被告人役に質問します。

Kさんたちは本番に向けて、先生や弁護士の方の力を借りながら質問シートを作成。いろいろなパターンをシミュレーションしてシナリオを練りました。
検察側、弁護側、それぞれの視点に立って検討を重ね、予想と違う答えが返ってくることも想定し、すぐに軌道修正できるように緻密なシナリオを組み立てました。
理系志望のKさんもここまで突き詰めて何かを考え抜いた経験は初めてだったそうで「今までで一番深く、ひとつのことに打ち込めたし、いろいろな方向から考えてひとつの結論を導き出せたことはよい経験になりました」と語ってくれました。

高校生模擬裁判選手権は、架空の刑事事件について裁判を行う全国大会。湘南白百合学園は大会の常連で、10回以上出場しています。Kさんたちも神奈川県の予選で最優秀賞に輝きました

物理化学部の活動にも
模擬裁判の経験が生きる

物理化学部では化学班のトップを務めるKさん。部活でも模擬裁判の経験が役に立っていると言います。
「各学年で習っていることが違いますから、同じ現象でも後輩が習った知識の範囲で見るとこういうふうに見えるんだなとか、現象ひとつにおいてもいろいろ考え方が違うことに気がつきました。
模擬裁判でいろいろな立場から物事を見る訓練をした経験のおかげだと感じます」。

ひとつの事象を論理的に考え、多角的な視点から検討する姿勢を模擬裁判から学んだというKさん。
異なる分野の活動にも共通する学びを見出し、別の活動に生かす。豊富な学びの機会を存分に生かして、湘南白百合での生活を満喫しています。

フィリピン支援ボランティア(PVO)は、現地の子どもたちへの支援や姉妹校との交流を行う有志活動。オンラインで交流会を開き、お互いの国の文化を紹介し合うなどしています

高2・Kさん
私の学校のここが好き!

学海外の生徒と交流
BWBクラブ


社会のあらゆる事象について、海外の生徒とオンラインで議論するBWBクラブ。昨年は「10代の若者が幸せになるにはどうすればいいか」をテーマに英語でHPを作り、論文を発表しました。

クラスが団結した
音楽コンクール


クラスごとに合唱を披露する音楽コンクール。放課後に集まって練習し、優勝を狙ったものの、惜しくも2位。悔しかったけれど、頑張った達成感や感動があり、最後は思わず全員で涙したそう。

お話

高2・ Uさん
好きなことに打ち込んでいる
友だちを見ていると、自分も
頑張ろうと自然に思えるんです。

課外活動にやりがいを見出し
自他共に認める積極派に成長

Uさんは生徒会や有志団体、ボランティア活動などに幅広く取り組んでいます。
部活や習い事に打ち込む友人たちを見て、自分も何か頑張れるものがほしいと思ったのがきっかけだったそう。

特に今力を入れているのが生徒会活動です。
「今ちょうど戻ったところなんですが、冠木門(通用門)の途中に橋があって、その下の池の水質について生物部と生徒会で合同調査をしてきました。
水面がウキクサなどで下が見えないぐらい緑色で、大丈夫ですかという質問が届いていたんです。
でも、調べたら水はすごく透明できれいだったので驚きました。早速皆さんに報告しようと思います!」と、生き生きと話してくれました。

湘南白百合の生徒会は発足から2年目でまだ固定の仕事がないため、学内の連絡用サイトに「目安箱」コーナーを設置し、意見を募集しているそう。
池の水質調査結果は、水中にいた微生物などの写真を撮って後日ポスターで掲示するそうです。

「生徒会活動は、いろいろな人と関われるのが面白い」と話すUさん。普段関わりのない委員会や先生方と試行錯誤しながら「どうしたらうまくいくだろう?」と考える作業が楽しいのだとか

すべて生徒主導で行った
共有スペースの改修

中2~中3にかけて参加したリノベーション委員も、印象に残った有志活動のひとつ。
校内のサービスエリア「リリースペース」の改修を、プランニング段階から生徒主導で行いました。
担当する業者の人と相談し、リノベーションのテーマ決めからスタート。
各自学校にあったらいいと思う場所の写真を持ち寄るなど、さまざまな課題について何度も話し合い、一つ一つ具体化していきました。

「完成したリリースペースは、自分たちが考えたとおりになっていて大感激!
選んだ家具が置かれ、考えた間取りになっていて。こうやって形になったんだとすごくうれしくて」とUさん。
学校見学に来た方を案内する際には、リリースペースについて必ず話しているそうです。

生徒たちがリノベーションを担当した「リリースペース」。間取りや家具の選定など、担当業者と1年かけて打ち合わせをしました。海をイメージしたタイル貼りには、Uさんも参加したそう

高2・ Uさん
私の学校のここが好き!

困ったときに頼れる
先輩のような先生


先生方は頼れる先輩のような存在。いろいろやろうと力が入り行き詰まってしまうようなことも、先生が「これは無理だけれど、こうしたらいいんじゃないか」と新しい道を示してくれるのだそう

中庭は無心になれる
気分転換の場所


Uさんのお気に入りは中庭にある見晴台。「休み時間、友だちとここで勉強や進路の話、将来の話などをしています」。そういう仲間を作れたのもこの学校に来てよかったことのひとつです。

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