【改革を行った気になる中高一貫校】北鎌倉女子学園中学校高等学校

北鎌倉女子学園中学校高等学校:神奈川県鎌倉市

緑豊かな古都・北鎌倉の丘にたたずむ北鎌倉女子学園では、2020年の創立80周年を契機に、「のびやかな自立した女性を育てる」をモットーとし、大規模な改革を推進中。キーワードは「ジエシカ」。自主性の尊重(ジ)、英語強化(エ)、施設一新(シ)、鎌倉(カ)に密着した体験学習が、改革の大きな4本柱です。
北鎌倉女子学園中学校高等学校 校長 佐野朗子先生にお話しをお伺いいたしました。

真の国際人を育てる、開かれた学園へ

改革記
2019
2020
制服モデルチェンジ
先進コース新設、
校舎大規模リニューアル、
英語教育・地域連携の強化など

最先端の ICT 環境とプロジェクト型探究学習

自主性の尊重と受験に強い授業を目指して、中学の普通コースは「先進コース」となり、ドローンを用いた本格的なプログラミング教育や 3D プリンターによるものづくりなど、最先端の学びを導入。これを支えるのは、充実したICT 環境です。
生徒はiPadを1人1台所持し、教室には電子黒板、プロジェクター、Wi-fiを完備。全教員が Apple Teacher の資格を持っています。
中1~高2まで行う「KGプロジェクト」は、地元鎌倉を通して「社会とつながる」とはどういうことかを知り、世界が抱える問題に対して関心を持ち、SDGsなどに取り組む探究学習です。
ただの調べ学習にとどまらず、フィールドワークに出たり、実際に行動したりすることを大切にしています。こうした学習により新しい世界とふれあえることが生徒たちの大きな刺激になっています。

KG プロジェクトの一例として、企業とコラボして、難民の子どもたちのためにできることを考えて古着の回収を行いました

自分の思いを伝えよう!本当に使える英語教育

グローバル化する社会の中、単に英語の4技能を身につけるだけではなく、実践的な英語力を重視し、英語教育の抜本的強化を進めています。ネイティブの教員数を常勤4人に拡充。
授業はネイティブと日本人教員との Team Teaching が基本で、1クラスを4つに分けた少人数制のインタラクティブな授業や取り出し授業も行い、発信力や表現力を磨きます。

「English Room」は、ネイティブの教員と話をしたり、ゲームを楽しんだり、スピーチコンテストの指導を受けたりする生徒でいつも賑わっています

制服をフルモデルチェンジ施設も明るく開放的に!

2019 年にモデルチェンジした制服はコシノジュンコ氏のデザイン。「コートがハリーポッターの世界みたい!」と生徒たちもお気に入りです。教室や廊下は白を基調に、明るく広々とした空間にリニューアル。職員室にはカウンターや個別指導ブースを複数設けています。

鎌倉の魅力をフル活用地域密着型体験学習

鎌倉という立地を生かし、地域に密着した体験学習を充実させています。円覚寺管長、鶴岡八幡宮宮司の講話を聞く機会や、外国人観光客に英語でガイドをするボランティアも。
夏休みには地元鎌倉の NPO 法人や団体のもとで様々なボランティア活動を行っています。
鎌倉の歴史を学ぶ「考古学ワークショップ」も開催しています。

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お話を伺ったのは

北鎌倉女子学園中学校高等学校 校長 佐野朗子先生