メンバー
校長 山本 慈訓 先生
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Aさん
長男が中3に在籍
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Bさん
長男が中2に在籍
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Cさん
次男が高3に在籍
世田谷学園中学校高等学校
お釈迦様の言葉「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」を国際的に通用する言葉として英訳した「Think & Share」を教育理念に掲げている世田谷学園は、仏教・禅の精神に基づいた人間教育を行っています。同校ならではの「生き方」の授業では、「なぜ生きるのか」「なぜ学ぶのか」を考え、自己と対話し、未来の可能性を探究します。
「我が校自慢」をとことん!校長先生×保護者 座談会を開催!
ここが魅力①
多様性を認め、思いやりの心を育む
仏教・禅の教え
▲12月1日~8日に行われる早朝坐禅会「臘八摂心(ろうはつせっしん)」(世田谷学園中学校高等学校:東京都世田谷区三宿)
山本校長
本校の教育は仏教・禅の教えを柱としており、説明会などではこれをできるだけわかりやすくご理解いただけるようにお話ししています。例えば、釈迦の言葉「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」は、残念なことに「自分勝手でひとりよがりな人」と誤解されることもありますが、本来は「この世界で、私には私だけがもっているかけがえのない価値がある。それと同じように、すべての人々にその人だけが持っているかけがえのない価値がある」という解釈なのです。
Aさん
私は仏教についてはよく知りませんでしたが、校長先生のお話を聞くと、仏教の教えに基づくゆるぎない信念がある、と感じて心に響きます。
Cさん
世田谷学園の生徒は優しい子が多いのですが、それは日頃から校長先生のこうしたお話に触れているからだと思います。
Bさん
息子が入学したとき、何かひとつは目標を決めて絶対にやり遂げよう、と約束しました。それが毎週1回、朝7時から行われる「早朝坐禅」への参加です。中1のときに皆勤賞をいただけたことがモチベーションアップにつながり、中2になった今も休むことなく参加しています。早朝坐禅の日は私も4時には起きてお弁当と朝食を作って送り出すので、私自身の修行のようにもなっていますが(笑)、とても楽しいです。
Aさん
12月1日~8日までは「臘八摂心(ろうはつせっしん)」という早朝坐禅会があります。寒い中、まさに「修行」だと思うのですが、毎年500人もの生徒が参加しており、うちの息子もすべて出席しています。
ここが魅力②
「獅子児祭」や体育祭で育成する主体性や協働性
▲9月の「獅子児祭」は実行委員会を中心に全校生徒が一致団結して設営から運営までを行います(世田谷学園中学校高等学校:東京都世田谷区三宿)
Cさん
獅子児祭(学園祭)は全校生徒が一丸となって日頃の学びの成果を発表する場になっているので、機会があればぜひ見ていただきたいです。中学のときは年ごとにアートギャラリー、合唱コンクール、劇などのパフォーマンスというテーマがあり、息子が中3のときは「桃太郎」をベースにした演劇を披露しました。
準備段階では当日までに間に合うのかしら、と心配しましたが、気が付けば脚本から演技、大道具・小道具、衣装まですべて自分たちで役割分担を決めて、見事に成功させました。その集中力や一致団結してやり遂げる姿に感動しました。
山本校長
「桃太郎」は本当によくできていましたね。原作通りの勧善懲悪のストーリーではなく、そのときの社会状況などを取り入れて、「自分たちはどう生きていくべきか」との問題提起をして終わる脚本だったことにも感心しました。
準備中のクラスを見に行ったのですが、誰一人遊んでいる生徒はいませんでした。獅子児祭や体育祭などの生徒主体の行事は、主体性や協働性を育むための恰好のチャンスだと考えています。
Cさん
体育祭は中1~高3までが縦割りで5チームを作って戦うので、先輩後輩のきずなも深まるイベントですよね。うちの子は高3で受験生ですが、同級生同士励まし合って、「みんなが第一志望に合格できるように頑張ろう!」という雰囲気があります。これまでの学校生活で、一致団結して行動する力が身に付いているからこそだと思います。
▲体育祭は6月に等々力アリーナで開催。中1~高3を縦割りにした5チームで競います(世田谷学園中学校高等学校:東京都世田谷区三宿)
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