過去問を味方につけて合格をもらおう!

ニックネーム はな
高1の長男ナツオと小6の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも自然と中受の道へ。いよいよフユトも中学受験生、残り少ない親子二人三脚を頑張ります。

朝晩は寒くても日中は風が心地よく感じられる11月になりました。5年では長く感じられたこの時期も6年ではあっという間に過ぎていきます。受験まで100日も過ぎてあと3カ月弱と思うと、早く受験が終わって欲しい、でも受験になって欲しくない…複雑な心境になってしまいます。

今日は100日を切ったフユトの様子をその頃の兄ナツオの様子と共にお話したいと思います。

【目次】

  1. フユトの今とナツオの昔話
  2. 過去問で気を付けたい事

1. フユトの今とナツオの昔話

2週間前のブログでフユトのやる気が少ない…というお話をしました。

本来フユトはとても意欲的に物事を挑戦したがり、日常生活の些細な事にも目を向け疑問を持つ性格です。しかし、モチベーションが下がってから、努力してもそのまま結果に出ないということがモチベーションを上げ辛くしていました。この時期はみんなが努力し出すので、本人の努力=結果にならないのです。

だからといってそのままでは困ります。モチベーションを少しでも上げて欲しいのですが、過去問も思うように進まなかったり、点数が取れなかったり、内容が悪かったり…と上がり辛い時期です。親子共に 「忍耐」という言葉を強く意識する時ですね。

「忍耐」

この言葉を中学受験と関連付けると兄ナツオの6年生11月を思い出します。それは本当に悪夢のようで、今でも思い出しただけで胃がキュッと締め付けられます。

兄ナツオは夏休み後から1番得意科目だった算数の成績がみるみる下がって行きました。第一志望校の過去問も解けない、併願校の過去問すら偏差値はゆうに届いているのに点数が届かない、毎週のカリキュラムテストは最悪という三重苦の時間が2カ月続いていました。

そして11月の公開模試で持ち偏差値から10以上ポイントダウンというありえない成績を出した兄ナツオ。この偏差値は決して過去問が順調だったから、という理由では無論あるはずもなく完全に本人も私達家族も負のスパイラルにはまっていたと思います。この時期、次の公開模試までの約ひと月が本当に忍耐のひと月でした。そのお話はまた今度させていただきますね。


フユトは日能研で100日子ども会を経験し、「100日後の自分」を想像して帰ってきました。フユトの時間の感覚では「もう100日しかない」と焦る気持ちが既にあり、今の自分の成績低迷状態に不安が大きい気持ちが伝わってきました。だから私は得意科目で調子が出ない現状で文系科目ばかりやりたがる逃げの気持ちのフユトを見ながらとても心配になっています。

どうしたらいいのでしょう…私も兄ナツオの経験ではカリキュラムテストはずっと厳しい結果だったので、「これだ!」という解決策がわかりません。フユトと共に手探りで探していくしかないと順風満帆に行かない中学受験を再び痛感しています。

●フユトのモチベーションアップに効果があったこと●

  1.  第一志望校の過去問を取り組ませる(塾では併願校を中心に演習中)
    ⇒第一志望校を熱望している為、やる気は確実に上向きに。
  2.  志望校のネーム入りのグッズを入手する
    ⇒持っていないグッズはコレクション好きなフユトに効果大。
  3.  隣で母が仕事をする(普段は離れている場所)
    ⇒意見を言い合うスタイルが好きなので楽しそうな表情に。

2.過去問で気を付けたい事

6年生の皆さんは過去問を取り組みだして2カ月が過ぎた頃ですよね。第一志望校と併願校のどちらから始めていますか?中学受験塾によっては全て過去問の順番を決めて、問題と解答用紙の準備までしてもらえるところもあるようですが、日能研では全て家庭で用意をします。

どこの中学校の問題から着手するかは教科担当の先生にお伺いして決めるのですが、この選択に基本があるのでお話しますね。それは

  • 取り組む予定の中学校の偏差値に年間偏差値が届いている、またはマイナス5以内
    ⇒第一志望校から着手
  • 年間偏差値が5以上離れている
    ⇒併願校から着手

ということです。フユトの場合もそうですが、偏差値が遠いので併願校から過去問を取り組んでいます。

それはまだ実力が伴っていないので基礎を固める必要があるという理由からだと思われ、各教科の先生が全員「併願校から」と指示を出されたのはとてもよく理解できました。フユトの優秀な友達は既に偏差値に届いている(もしくは上)なので第一志望校から取り組んでいるそうです。


しかし、過去問は第一志望校のものを1度は夏休み後の早い段階で挑戦した方がいいと個人的に考えています。

それは第一志望校までの距離がどの程度遠いのかを知るためです。ゴールが分からなければどのペースで進んでいけば間に合うのか分かりません。大学受験と違い中学受験は1度きり、時間も限られています。だから1度は過去問に向き合うことでどれだけ頑張ればいいのかお子様が体感することが大切だと思うのです。

そして第一志望校の過去問を1度早い時期にする利点として挙げられるのが「出来るようになった」と本格的に取り組む時期に感じられること。夏休み後に取り組んだ第一志望校の過去問は一部の優秀なお子様以外全員確実に点数は取れません。ボロボロなのでその時はガッカリするでしょう。

でも始めたばかりだからと言い訳が出来ますよね?そして本格的に取り組む時期には併願校の過去問で磨かれた技術が、積み上げられた知識が活きて、第一志望校でも初回より良い点数が必ず取れるはずです。それが「褒め時のチャンス!」機会を逃さずに存分に褒めておだててくださいね。

目指せ兄越え!2020年中学受験記~はなのつぶやき~

アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなと弟フユトの迷いながらの受験模様も良かったらご覧くださいね。今日のブログではフユト受験談(続)を書いています。

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