ニックネーム はな
高1の長男ナツオと小6の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも目指した兄に追いつき無事合格をいただけました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走した母の回想ブログです。
新型コロナの影響を受け、各塾の合格報告会が中止になりました。日能研でもオンザロードという合格報告会があるのですが、早々に中止が決定しwebで映像を流すように変更。中学校でも入試報告会が中止になっているようなので、2021年度受験生の皆さんは各塾の校舎で開かれる説明会で情報を収集してくださいね。
さて本日は前回お伝えした大手塾の特性の続編、「その大手塾に保護者としてどのような目線で捉え、判断していくか」について2人の息子達の受験を経験し、様々なお子さんの話から感じたことも含めて率直にお話したいと思います。
【目次】
- あなたは塾に何を求めますか?
<中学受験ブログママライター募集しています。 詳細はこちらをクリック!>
1.あなたは塾に何を求めますか?
前回のブログで大手塾の特徴についてお話しました。みなさんは学習塾に何を求めますか?
それは全員一致で「子供の志望校合格」と答えますよね?
学習塾の存在意義は子供本人と保護者の希望する中学に合格させる為にあります。小学校の勉強や家庭学習だけでは足りない知識や技術を提供してくれる場所が学習塾です。学習塾には10〜30人で1クラスの大手塾と数人で1クラスまたは1人で1クラスの個別塾があります。
それぞれどちらの塾に通えば良いのでしょう?
大手塾に通うお子さんにはある程度の負けず嫌いな気質が必要になってくるので、もし毎週、毎月のテストの成績を周囲と比べられるのをストレスに感じるお子さんは個別塾や家庭教師が向いていると思います。
また大手塾でもカリキュラムに差があるので、塾によっては個別塾や家庭教師と併用する場合も少なからずあります。例えば、S塾では志望校の過去問を先生に指導してもらえないので、過去問対策だけを個別塾や家庭教師にお願いする場合が多かったり、6年生になると通っている塾とW塾のNNと呼ばれる志望校対策講座を併用して通うお子さんもいます。W塾では終わらない大量の宿題が有名ですが、その分先生の叱咤激励もしっかりあるので他塾に通う余裕はないかもしれません。
N塾ではN特と呼ばれる志望校対策講座があるのですが、成績で受講資格の有無が決まるので、成績の足りないお子さんは他塾の対策講座を受講したり、家庭教師に教えてもらったりすることもあります。我が家もフユトは途中からN特を辞め、親塾を開催した私と空いた時間で弱点の国語をコツコツと勉強しました。
またフユトの校舎ではN塾とN塾に準ずる個別塾で過去問や弱点補強をしてもらっていたお子さんが意外といました。私が知っているお子さんで、この個別塾を併用した子は偶然かもしれませんが2人とも第1志望校に合格しています。その他のお子さんも第2志望の有名難関校へ合格していたので、個別塾の効果の高さには正直驚いています。
ここからは完全に私の主観になります。サラッと読み飛ばしてくださって構いませんので呟かせてください(笑)。私が感じる大手塾の推移として昭和全盛期だったN塾、平成で一気に王者になった感じのS塾、そして令和の時代が来ました。令和の時代にN塾が盛り返してくるのか、S塾がこのまま独走するのか、はたまた他の塾が勢いをつけるのかは分かりません。
お子さんの通う塾がどの塾であっても基盤となる大手塾や個人塾を決めてしっかり基本をそこで学びつつ、過去問や弱点など大人数の授業ではカバーしきれない部分を個別や家庭教師で部分的にフォローすることが最善ではないでしょうか。お子さんに余力があるのなら大手塾と個別塾の良さを使いこなすことが…。必要なことを迅速に、求めることをしっかり与えてくれる塾をかいつまんでいく要領の良さが受験を成功に導く秘訣のような気がします。
そしてどの塾をベースにするのか…は今までのブログでもお話してきましたが、お子さんが居心地が良いと感じる塾であったり、保護者のみなさんがお子さんを信頼して任せても良いと思える塾だと思います。なぜなら中学受験で成功するために大切なのは受験生本人と保護者の皆さんと塾の先生がワンチームになれるかどうかにかかっているからです。
前回のブログでもお話したように、各塾では学びのスピードや教材が違うだけではなく、6年生から始まる志望校対策にも大きな差が出てきます。志望校対策のスピードも過去問を取り扱う時期も学びのスピード同様S塾が1番早いです。そして塾選びで重要な志望校対策については次回のブログにて詳しくお話する予定です。
アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなとナツ&フユ兄弟の色々ありすぎた受験記も良かったらご覧くださいね。