「師近距離」が保てるかっこいい校舎がつくる 生徒の学力アップ、そして3割近い皆勤賞

「生徒の夢を実現させること」に夢を見いだす教師陣。バランスのいい「師近距離」によって、進学実績の飛躍的なアップが実現しました。
将来の自分のために大学の学びを考えるトシコーの教育。「自立と自律」を大切に、生徒自らが、未来に向かって積極的な学びを楽しむことが目標です。

校長先生インタビュー 東京都市大学付属中学校・高等学校 私立中高一貫校 男子校 東京都世田谷区 成城学園前駅
▲理科の実験は 1 クラスを半分に分けた少人数制で行います|東京都市大学付属中学校・高等学校|東京都世田谷区

先生の学びが 生徒の力を伸ばします

「先生が学べば子どもたちが伸びる」。まずは先生たちのさらなる意識向上が重要という観点から、近年行っているのが、先生が学ぶこと。

まじめで実力のある先生ばかりですが、その優しさから、水を飲まない馬を心配して、無理やり水場まで連れて行っても思うような結果には結びつかない、つまり生徒の「自主・自律」にはつながらないという考えで、2018年から行っている教育改革の一環です。

先生たちの学びとしてまず挙げられるのが、有名予備校での講習会受講です。最低でも年に2回参加することで、入試傾向をいち早く知るとともに、人気講師が生徒を引きつけるポイントなども学びます。その他、大学院で最先端の研究に触れて、先生自らが学び続ける楽しさを再認識したり、教科担任が集まって過去の大学入試問題を徹底的に分析し、ディスカッションを行ったりという活動にも積極的です。

先生たちが教えることを楽しみ、授業を通して生徒にフィードバックするようになると、生徒は「この先生すごいな」「面白いな」と感じ、いわゆる「師近距離」が縮まります。

それが学習意欲、そして真の実力へとつながります。そうなると、将来の選択肢、つまり夢が広がるので、学校が楽しくなってさらに…、というよい流れになります。生徒の3割近くが皆勤賞なのは、この取り組みが正しい道であることを裏付けています。

校長先生インタビュー 東京都市大学付属中学校・高等学校 私立中高一貫校 男子校 東京都世田谷区 成城学園前駅
▲メディアセンター (図書館)には広々とした自習スペー スがあります|東京都市大学付属中学校・高等学校|東京都世田谷区

先生、東大生、先輩、友達とともに 校内のどこで学んでもいい環境

「この学校のいいところは?」という生徒へのアンケート調査回答の1位は「校舎」でした。空間環境がいいと15~20%勉強の効率が上がるという研究結果があることからも、生徒たちの毎日の学習環境が快適であることがわかります。

東京都市大学には、優秀な建築家が多数おり、その知恵と実力をフルに生かした校舎は、建物のデザイン性や造りにも創意工夫があります。教室前、職員室横など、校内の至る所に設けられている「スタディラウンジ」は自習スペースです。

それぞれが自分に合う場所で学習に取り組み、あちらこちらで先生に個別質問をしたり、友達同士で教えあう姿も見られます。観葉植物が置かれたカフェテリアでは2名の東大生チューターが学習をサポートし、大学生活についての質問にも気軽に答えてくれます。「どこで勉強したっていい。学びを楽しもう」というのが学校全体の雰囲気です。

お話を伺ったのは

校長先生インタビュー 東京都市大学付属中学校・高等学校 私立中高一貫校 男子校 東京都世田谷区 成城学園前駅

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