受験シーズン真っ只中。すでに合否の結果に悲喜こもごもだと思います。3年後の今頃を想像するとそれだけで胸がチクチク。
塾の今月から4年生の授業が始まり、急にやることも増えました。そんな中でやっぱり苦戦しているのが算数。「うちの子は文系だから・・・」とか、「理系は遺伝よね・・・」などはよく聞く話ですね。私も自分は文系だと感じているし、実際算数は苦手です。
でも、人間の能力、そんな単純に文系、理系に分けられるものではないはず。実際、思い込みによるところも大きいでしょう。なんとか「算数が苦手」と思い込ませず、伸ばしていけないものでしょうか。
■いよいよ難易度が上がってきた算数。どう対処していく?
算数を制する者は受験を制する、と言われるほど、算数ができるかできないかは受験にとても大きく影響するものですよね。それは算数が苦手な子が多く、そこで差が生じるからでしょう。どうすれば苦手な算数を克服していけるのか?これは我が家においても大きな壁。
先日の塾のテストでも、国語は良かったけど、算数は平均点以下でした。算数が得意になるようにと、小学1年生から公文を始め、計算問題に関しては量とスピードに対処してきました。
しかし、3年生にもなると文章題の難易度も上がり、テストでの配分も大きいので、出来なければ良い点は取れません。塾の教材の復習以外にも、市販の問題集も文章題に特化したものを集め、家庭学習でも算数にさく時間がかなり多くなってきました。
それでもテストの問題は、家で勉強しているものとはまた違った角度からアプローチしてくるので、難しく感じてしまいます。問題作る先生たちって本当にすごいわーと思いつつ、感心してばかりもいられません。
その問題を通じて先生たちが何を望んでいるのかを読み取り、問題を解く糸口を見い出さなくては。まずしっかり問題の文章を読み、理解すること。よく言われる「算数も国語力がものを言う」という話です。そう、文系、理系と分けて考えず、国語力を上げて算数に対処していくことは本当に必要なんだ!とテストの文章題を見るたびに感じています。
■いつか「算数が得意!」と言えるようになるために
算数と言っても、計算、図形、文章題、パズル的な思考などさまざまな要素があり、3年生で習うのはそれらの基本部分。授業時間の関係もあり、学校での学習は応用編まで掘り下げることはありません。なら塾でしっかり応用をと思いたいところです。
しかし、子どもたちに学習すべき内容を与え、効率の良い考え方へと導いてはくれますが、さらなる掘り下げや繰り返し学習はあくまでも家庭での作業になってきます。算数の文章題はもはや親が簡単に教えられるレベルではなく、解答や解説を読みながらこちらも必死で考えます。
3年生でこの状況ですから、今後も親子で算数に頭を痛めることになるのは必至です。いろんな方の話も参考にしながらあれやこれや試行錯誤。娘に合った算数の勉強法を模索する日々です。
今は文章題を可視化するために線分図を書く練習をしています。
文章ではさっぱりイメージできなかったことが図で見ると一目瞭然なのですが、この“図に起こす”作業が子どもにはまだまだハードルが高いようです。
同じような問題を何度も繰り返すことで、ある程度パターン化され、できるようにはなってくるでしょうが、本当の応用力はパターン化からも抜け出していかなくてはならないので、受験に求められる思考力、応用力を磨くのはとても時間がかかりそうです。
「算数が苦手」と子どもには絶対に思わせないよう、今はまだ褒めて伸ばそうと親も頑張っていますが、本当に「算数が得意!」と言えるようになるにはどう取り組んでいけば良いのか、我が家の大きな課題です。
中学受験ママライター トコトコ
高校3年生ワコと小学3年生アコ、2人の娘を育てる母。長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女は公立小学校生活をのびのび満喫中ですが、3年後に控えた中学校受験に向けて始動すべく4月から大手S塾へ。まだまだ試行錯誤ではありますが、受験準備生活を親子で楽しみながら日々過ごしています。