メンバー
校長 安井 正浩先生
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Aさん
6年に長女が在籍。長男が卒業生
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Bさん
2年に長男が在籍
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Cさん
1年に長男が在籍
客観的に自己を見つめ
心の成熟を促すEQとSS
Aさん
自修館は「心を育ててくれる学校」です。長男も卒業生ですが、この学校を兄妹で選び正解でした。
安井校長
AIの時代だからこそ、こころの教育は重要です。そのために、本校で大切にしているのが「EQ(こころの知能指数)」です。ふだん無意識的な自分の言動、気付かない能力を知るためにEQ診断を受けます。
Bさん
息子は要領がいい反面、わが道を行くタイプで、友だちに誤解されたこともありましたが、EQの結果は、自分の言動で周りの人がどう感じるのかを考えるきっかけになりました。
安井校長
EQはIQとは異なり、後天的なものなので、意識によって変化するのです。要領がいいことも、わが道を行くことも決して悪いことではないので、自分を知ることで他者理解につながり、コミュニケーション力を育めば、強みになります。
Cさん
息子は、校長先生のSS(セルフ・サイエンス)の授業が楽しいそうです。
安井校長
EQ診断の結果、つまり科学的視点に基づくこころの教育がSSです。道徳とはちょっと違い、自分の言動を分析し、改善したり自分の良い部分を伸ばしたり、適性を知ることにもつながります。
3カ月続ければ身につき、半年後にはルーティンに、1年やれば自然になる。変化する自分を感じ、楽しんでほしいですね。
いつでも何でも相談できる
常に生徒ファーストの先生方
Aさん
先生と生徒との距離感が近いのも魅力です。複数担任制なので細かなアドバイスが頂けます。進路を考える6年生の娘に、担任の先生だけでなく、部活の顧問や教科担任などたくさんの先生方が、それぞれのご経験や目線でお話をしてくださるので、視野が広がります。
Cさん
校長先生もほかの先生方もフレンドリーで距離が近いですね。校長室の扉が開いているときは、在室のサイン。生徒も保護者もいつでもウエルカムなんです。職員室もオープンなので、常に生徒たちが出入りしています。活気と笑顔があっていい雰囲気ですね。
Bさん
コロナ禍での休校中は、すぐにリモートでのホームルームが始まりました。毎朝、必ず顔を出すようにというアナウンスは大きな安心材料でした。授業もしっかりとした時間割のもとにオンラインで行われ、宿題もけっこう出るので、かなり忙しかったようです。
安井校長
オンラインでの授業の進め方は先生たちが知恵を出し合いました。学校生活は生徒にとって忙しい日々かもしれませんが、工夫してこなしていくことで大きく成長します。
プレゼン力、英語力を発揮できる機会が
多いからモチベーションが上がる
Bさん
息子が小学生のとき、自修祭に来ました。4年生の生徒さんが「僕の探究発表を聞いてください」と、プレゼン用の資料を見せてくれたんです。
「こんなにすごいことができるようになるんだ!」と、息子自身が感動し、この学校への進学を目指しました。入学後は、グループ発表のミーティングをオンラインでも行うなど、常に先進的です。
Cさん
2年ほどインドに住んでいました。現地のインターナショナルスクールに通っていたので英会話は得意です。帰国後、語学力を維持するだけでなく、英語で考える力を伸ばせる学校を探したところ、自修館の英語教育を聞いてここだと思いました。
今の目標は「レシテーションコンテント」。英語の物語文を暗記し、発表することで、発音やパブリックスピーキングの技術アップを目標に、ネイティブの先生の授業をとても楽しんでいます。
安井校長
レシテーションコンテストは1~3年生が全員参加し、代表になると前期課程全生徒の前で発表します。優秀者は、私立中学校レシテーション大会に本校代表として出場します。
この力をもとに、4~5年生になると各自の探究のテーマに沿った資料を作成し、英語でプレゼンする機会もあります。また、5年生全員のカナダ研修をはじめ、3カ月の短期研修や1年留学など、「世界に挑戦したい」という生徒の思いを伸ばします。
行事でさらに凝縮される
仲間とのつながり
安井校長
私立中学進学は、地元の公立中学への進学とは異なり、小学校の時の友達が全くいない子もいて、少し不安になる事もあります。そこで本校で実施しているのが1年生のオリエンテーションです。
入学後すぐに、2泊3日で山梨県北杜市に出かけ、現地の産業や文化について、チームに分かれて調べ学習をします。友達作りのきっかけになるのと同時に、この時から資料の作り方や発表、他者との協働など探究の基礎がスタートします。
2021年度はコロナ禍のため、学校内で2日間かけて「自修館を探究する」というテーマでオリエンテーションを行いました。
Cさん
校長先生がおっしゃる通り、入学してからの何日かは友達ができるかどうか親子ともに心配でしたが、オリエンテーションをきっかけにいろいろな子と話せるようになり、どんどん学校が楽しくなったようです。
はじめはあまりいい印象を持っていなかった友達とも、実際に話をしてみたらものすごくいい子で、仲良くなったみたいです。さまざまな角度から子どもたちをフォローしてくださる学校です。
Aさん
男女の分け隔てなく、みんなが仲良しなのもいいですね。「丹沢クライム」という行事で登山に行ったとき、娘は途中で疲れてしまったらしいんです。そうしたら、グループの友達が、娘のリュックの底をもって荷物が軽くなるようにサポートしながら「頑張ろう。もう少しだよ」といってくれたそうです。自然な助け合いができる仲間作りができる校風です。
安井校長
研修旅行やイベントは、生徒たちの成長のためにとても大切です。しかし、2020年度はコロナ禍で思うようにいきませんでした。5年生のカナダの研修予定が何度も延期になり、結果的には、6年生になってから九州へのフィールドワークに変更になりました。
これも、もしあと1週間遅かったらまた中止だった可能性があります。かなり難しい決断でしたが、学年の先生たちが、なんとか思い出作りをさせてあげたいという思いで実現しました。
2021年度もコロナはなかなか収束しませんが、引き続き教師が一丸となって、生徒の心身の成長のために努力します。