メンバー
大石 潤一先生
社会科教員、⽣徒会顧問
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Aさん
5年(高2)・吹奏楽部副部長、体育祭実行委員長
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Bさん
硬式テニス部、獅子児祭実行委員幹部
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Cさん
4年(高1)・吹奏楽部、演劇部、生徒会長
絶えず進化し続ける授業
生徒主体や教科コラボまで!
▲ スクリーンには生徒の意見もリアルタイムに映し出せます。 (世田谷学園 中学校 高等学校)
Aさん
世田谷学園の先生方はとにかくノリがよくて、授業が面白いんです。たとえば、大石先生の社会の授業では、授業内で登場する知識について、アニメや漫画、ゲームなどの⾝近なネタを交えて紹介してくれるのでつい夢中になって、ボキャブラリーも増えます。大好きな授業です。
Bさん
講義内容をあらかじめ動画配信して、実際の授業は50分間質疑応答だけ、というのもありました。いろいろな質問がポンポン飛び出して、とても活気がありました。
ナチスドイツの優生思想について学んだとき、大石先生と生物の先生がコラボしてくれたのも印象に残っています。ナチスの話だけだと「ひどい」で終わってしまいますが、生物学的視点から優生学を理解できる面もある。一人一人が深く考えることができたかな、と。
▲4年生のカナダ研修は全員が参加します(世田谷学園 中学校 高等学校)
大石先生
生物に限らず、さまざまな教科とのコラボ授業を行っています。⽇本史や国語とのコラボも多いです。
Bさん
⼤⽯先⽣には協賛企業に対して新事業を提案する体験プログラム「クエストエデュケーション」でもお世話になりました。オンラインでのプレゼン発表等を経て、昨年度は世田谷学園から3団体が優秀賞を受賞しました。
僕が担当したのは人材派遣会社で、4人のチームで協力して企画を立てました。とてもいい体験になりました。
▲ 全教室にインターネット環境が整っており、生徒はタブレットを1人1台使用。(世田谷学園 中学校 高等学校)
仏教校ならではの「生き方」教育
「禅」を描く映像制作も!
▲校内に本格的な禅堂があります(世田谷学園 中学校 高等学校)
Aさん
体育館のお釈迦さまの像、生徒手帳の般若心経、禅堂での坐禅など、入学直後は「仏教校だもんな」くらいにしか感じていなかったのですが、坐禅をすることによって自分を見つめ直すようになりました。永平寺や總持寺に研修に行くのですが、修行僧の方たちが朝のお勤めや掃除を懸命に行っている姿を見て、自分の心にも変化が現れたと感じています。
Cさん
朝7時からの早朝坐禅もありますよね。12⽉、体育館で400~500人規模で行う坐禅会「臘八摂心(ろうはつせっしん)」では、最終⽇に⽣徒会からお饅頭を配っています。
Aさん
「生き方」の授業では、仏教の先生がさまざまな話をしてくれます。宗教の強制ではなく、さまざまな物の見方を自分で考え、今の自分がどうあるべきか見つけていきます。
Bさん
昨年は獅⼦児祭で「ドローン×禅」という試みを⾏いました。プロの⽅にもご協⼒いただき、「静」のイメージが強い禅の空間をアクロバティックなドローン撮影で、とても魅⼒的な映像に仕上がっていたと思います。
生徒主導の行事で身につく
主体性と協調性
▲ 獅子児祭は見応えがある展示物が盛りだくさん。(世田谷学園 中学校 高等学校)
Aさん
僕は体育祭実行委員長です。僕らが入学する前は「体育競技会」といってそれほど大きなイベントではなかったそうですが、先輩方が学校側にかけ合って「体育祭」になったんです。
すごい行動力ですよね。会場の等々力アリーナを押さえるところから、競技選び、ルール決め、進行、審判まですべて生徒主導のイベントなので、テンションが上がります。
見どころは部活対抗リレー。運動部はガチで走りますが、文化部はお楽しみ要素も。仏教青年会が仏具を持って走ったり、先生チームがコスプレをして参加したり。大石先生は大トリの常連です。
大石先生
ネタを考えるのも大変なんだから、あんまりプレッシャーかけないでよ(笑)。獅子児祭(学園祭)も伝統の行事だよね。
Bさん
僕は獅子児祭実行委員幹部です。これまで4~5年生だけだった委員を、1年生からできるように変更しました。また、1年生を対象にブレインストーミングをしてみたところ、泉のようにアイデアが湧き出て、中学生のパワーに感動しました。
▲ 空手、柔道、剣道専用の武道場。 (世田谷学園 中学校 高等学校)
大石先生
5年生が1年生を相手にアクティブラーニングの授業を行っているようだったね。
Bさん
世田谷学園の生徒は、ITとか映像制作とか、何かに特化したすごい人がクラスに1人はいる感じ。その英知を結集して面白いことをやってやろう、といつも考えています。
なにごとにも全力投球
部活動や年間⾏事などに熱中!
Aさん
僕とCさんが所属する吹奏楽部は、毎年アンサンブルコンテストで入賞するなど好成績を残していて、部員は中高併せて40~50人くらい。男子校のわりには多いと思います。体育館でフェスティバルコンサートを開催することもあって、常に満席になるほど大盛況です。
Cさん
日曜も含め週4回と練習量は多いのですが、中学生は18時、高校生は18時半までというルールが決められているし、勉強と両立ができないと感じたことはありません。先輩たちを見ても、むしろ部活に力を入れていた人ほど志望の大学に進んでいる気がします。
Bさん
吹奏楽部は⼤変そうだよね。Cさんには、僕はSETA学会でお世話になりました。あの折はありがとうございます。
Cさん
⽣徒会で主催しているSETA学会は、⽣徒の研究を発表し合うアカデミックな場です。直近の開催では、⽣物部や歴史部の部員がそれぞれ校⻑賞、教頭賞を受賞しました。
⼤⽯先生
Bさんは有志で出てくれていたよね。
Bさん
はい。2年連続で有志ですね(笑)。中3の時は⿓の研究、⾼1の時はSNSの現状分析を題材にしました。
Cさん 中学の部、⾼校の部で分かれていて、どちらも興味深いです。昨年はライブ配信にも挑戦しました。今年度も、新しい試みを続けているところです。