大学では目的をもった学びが大切 そのために中高で自分の適性を早く見極める

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育▲ ネイティブ講師と日本人教師による少人数の英会話の授業。

高1までに決める未来の方向性
中学は自分の進みたい道を模索

高輪学園の校訓は「自主堅正」。自らを戒め正し、人格向上に努力するという意味で、人から信頼される優秀なリーダーを育てることが目標です。

これを実現するために、注力しているのがキャリア教育です。自分の適性を見極め、目標を定めることで、明確な目的のもとに大学進学や未来を考えてほしいという思いから、高輪学園では、中高6学年を2年ごとに前期・中期・後期の3つに分けて段階的な教育を行っています。

 

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育

▲手厚い進路サポートにより生徒は早い段階から自分の未来を考えます。

前期(中1~2)は学びたいことを模索する期間、中期(中3~高1)はそれをより明確にする期間です。具体的には、卒業生や現役の大学生を招いて社会や大学の話を聞いたり、実際に大学訪問してイメージを固めたり、さまざまな側面からの未来の自分をイメージできるキャリア教育を行います。

これらの積み重ねで、自分がやるべき学習や学ぶべき科目が見えてくれば、高1修了時には、文理選択を含めた選択科目を迷いなく決定することができ、後期(高2~3)の総仕上げ、進路達成期では、自分の未来に必要な教科学習を効率的に行えるのです。

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育

▲ 中3・高1の武道は剣道・柔道から選択します。

それぞれの適性を考え
生徒に寄り添う教師がいる

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育

▲ パソコンを導入した授業も積極的に取り入れており、生徒全員がパソコンを使用します。

人が育つ上で、中高時代はとても重要です。高輪学園は1学年6クラスに11人の学年所属教員がおり、中1入学時の担任教員陣が基本的に卒業まで担当するので、教員は生徒の適性を細かに把握し、適性を考えながら一緒に進路を考えていきます。

学校での学びと並行して、留学によって将来を明確にした生徒もいます。その生徒は留学に興味はあったものの、何をしたいかは白紙でした。しかし彼を見続けてきた教員は、世界を見ることで彼が大きく変化すると確信し、アメリカ留学を提案しました。

迷いながらも渡米した彼は、最先端のIT技術や起業家精神に触れたことが刺激となり、帰国後、慶應義塾大学総合政策学部に進学しました。在学中はITビジネスを専攻し、優秀なアントレプレナーとなって国内外のビジネスコンテストで複数の受賞も経験。さらに学び続けたいとの思いから現在はアメリカの大手IT企業に就職し、時代の最先端で活躍しています。

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育

▲教員は基本的に6年間同じ学年を担当し、生徒にじっくりかかわるのが特長です

2020年度は、大学入学共通テストが開始され、さらに新型コロナウイルス感染症も蔓延するという苦しい状況のなか、例年より多くの生徒が希望する大学に入学することができました。自分が進みたい進路をしっかりと見極め、それに向かって進んできた生徒たちに真の力がついた表れだと感じます。

お話を伺ったのは

高輪中学校・高等学校 中高一貫校 男子校 キャリア教育

校長 平野 豊先生

國學院大學文学部を卒業後、高輪中学高等学校で教壇に立ち、2020年より現職。専門教科は国語。

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