自分なりの気づきと学びを見つける たくさんの経験の機会がある6年間

中高一貫校 共学校 成城学園中学校高等学校 ▲2021年度の課外教室は19から選びます。それぞれに定員があり、人気の教室は抽選になることも|成城学園中学校高等学校

体験しないと味わえない
思わず絶句する感動の景色

中高時代にしかできない経験をたくさんしてほしい。そんな思いで実施する体験学習は、本校ならではの独自性が特長です。

千葉県富浦で行う中1の「海の学校」は命がテーマです。ライフセービングに関して豊かな経験をもつ教員を中心にライフセービング部の高校生の協力も得て、水場の安全教育を通して命について考えます。また遠泳にも挑戦。仲間と励ましあい、ほとんどの生徒が完泳します。

中高一貫校 共学校 成城学園中学校高等学校▲ライフセービング部の高校生も熱心にかかわり、中学生に指導します|成城学園中学校高等学校

中2の「山の学校」は自然に深く親しみます。マラソン大会とスポーツテストの結果から槍ヶ岳、白馬岳、唐松岳と3つのコースに分かれ、本格的な登山にチャレンジします。

中でも槍ヶ岳は標高3000mを超え、はしごを使って登る所もある本格的なコースです。しかしそれを乗り越え、山頂でご来光を目にしたときの達成感は、生徒たちの大きな自信になります。3つすべての登山コースに、仲間と一緒だからこそ味わえる感動があります。

中高一貫校 共学校 成城学園中学校高等学校▲標高3000m級の槍ヶ岳で目にした景色に「世界観が変わった」と感動を口にする生徒も。|成城学園中学校高等学校

高校生が縦割りで活動
やりたいことをとことん

中高一貫校 共学校 成城学園中学校高等学校▲課外教室の事後学習はレポートとしてこの冊子に掲載されます。|成城学園中学校高等学校

本校は、海や山や自然の中での校外学習の草分け的な存在です。そして、それをさらに発展させたのが、30年以上前から行っている「高校生の修学旅行廃止」です。

では、本校の高校生は旅行に行かないのか、というとそうではありません。学年全体での旅行ではなく、「課外教室」として実施します。課外教室は、高校3年間のうちに時間が許せば複数回参加できる少人数の体験型の企画です。

中高一貫校 共学校 成城学園中学校高等学校▲2016年に完成した校舎。大階段は成城学園中高を象徴するスポットです。|成城学園中学校高等学校

物理の先生による天文教室は、プラネタリウムなどでの事前学習を重ねた上で、ペルセウス座流星群の季節に新潟県の天文施設を利用して圧巻の星空を観察し、宇宙の神秘を知る第一歩となります。

然別湖でのキャンプはテントを張り、薪割りから火おこしまでして食事を作るという本格的なものです。カヌーや釣りも体験しますが、レジャーとして楽しむのではなく、すべての経験に先人の知恵が詰まっていることに気付くことも大切なねらいのひとつです。

お話を伺ったのは

校長 中村 雅浩先生

筑波大学生物学類卒業後、成城学園中学校高等学校で教壇に立ち、2020年より現職。専門教科は理科。

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