気がつけば5月も半ばを過ぎ、早くも夏期講習のスケジュールを手帳に書き込む時期になりました。学校では新しいクラスにも慣れ、5月下旬の運動会に向け、楽しく練習に励む日々。一方、塾のテストはまだまだ目標に届かず「次のテストこそは!」の繰り返し。
モチベーションはあるものの、難題を目の前にすると一気に自信喪失、鉛筆を持つ手も思考もピタッと停止してしまいます。最近、そんな時にとても役立つ読み物が届きました。それは塾から配布される合格体験記。そこに綴られているリアルな体験は容易に自分と重ね合わせることができ、私のどんな言葉よりも効き目があるのです。
■合格体験記がモチベーションアップに効果絶大!
子どもの集中力は本当に長く続かないもので、30分もするともうダラダラ。
気持ちはわかります。大人だって難しい問題から逃げたいし、やる気が起こらない時もあります。そんな時は一旦勉強から離れて気分転換させたり、基礎的な問題に切り替えたりするなど、その都度工夫をしてきました。
「ご褒美作戦」も一時的な効果はありますが、そこを目標に頑張っているのではないわけで、あまり多用できません。
なぜ受験をするのか、なぜ今こんなに勉強するのか。これまで何度も言い聞かせてきたので、本人ももうわかりきっています。でも、どうしたらこの状態から抜け出せるのかがわかりません。
そんな時、塾から配布された合格体験記の冊子を開いてみます。
なかなか成績が上がらず親子で悩みながら過ごしていたこと、集中力が続かず、ついダラダラ勉強してしまっていたことなど、同じような状況を乗り越えてきた子どもたちとその家族の体験が数多く掲載されていました。
プリンはその体験記を時々食い入るように読み込んでいます。自分と重ね合わせているのでしょうか?
難しい問題になると手も思考もピタッとストップ
■他人の体験には成功のヒントがいっぱい!
合格体験記の中で、勇気を与えてくれ、良きアドバイスになったものを一部ご紹介。
偏差値42からの大逆転
5年生終わり頃のテストで偏差値42。残り1年は徹底的に塾の先生に質問することを積み重ね、それが自信につながり偏差値70前後の第一志望に合格!
逆転でつかんだ白星
ケアレスミスが多く、親のスケジュール管理、「アメとムチ作戦」もほとんど機能せず。それでも、演習をひたすらこなし、塾の授業を楽しみ、個別の授業なども活用しながらつかんだ白星。
6年生の夏にエンジンがかかり志望校に見事合格!
テストの偏差値に揺さぶられない。生活面はある程度甘やかし、心の安定を優先。いろいろな学校を見に行き、併願校にも通学するイメージを持つことで、どの学校に行っても楽しい中学校生活が待っていると確信させる。
受験生活は十人十色。合格されたみなさんの受験への取り組み方はそれぞれ違います。その中で、自分の置かれた立場に似た境遇をたどってきた人が、苦難をどのように乗り越えてきたかを知ることはとても励みになります。そして、多くの人が語っている中で共通していることは「楽しかった!」と振り返っていること。
そう、受験はチャレンジ。
苦しみを乗り越えることに楽しさを見出せるかどうかが、勝敗の分かれ目なのかもしれません。合格体験記を親子で読み、諦めず頑張り続けること、チャレンジを楽しむことを改めて教えられました。
2022年度合格体験記 受験は本当にドラマチック。リアルな体験が綴られています
中学受験ママライター トコトコ
2人の娘を育てる母。長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女のプリンは公立小学校生活をのびのび満喫中の5年生。2年後に控えた中学校受験に向けていよいよエンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。
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