中学受験を前に誰もが抱えるお悩みについて、中学受験塾で定評のある啓進塾の先生に伺いました。
A.可能です。いつまで続けるかは子どもの学力を見極めて決めましょう。
メリットも多い 塾と習い事の両立
40年にわたって中学受験生を見続けてきた経験から、勉強と習い事の両立は可能だと考えています。
むしろ、勉強一色になりがちな生活にメリハリがつき、子どもにとって息抜きの時間にもなるため、勉強の効率が上がる場合もあります。
両立する期間は、子どもの学力レベルによって見極める必要がありますが、小5までは続けても問題ありません。さらに続けたい場合や、難関校と呼ばれる学校を志望校にしている場合は小6の夏まで、思考力が身についている場合は10月頃までは習い事との両立ができるでしょう。
どんなに遅くとも、受験3カ月前には勉強に集中して取り組む必要があります。
受験勉強への舵切りは わが子の現状を見極めて
いつまで習い事を続けるかの判断は家庭だけでは難しいでしょうから、塾に相談の上で、親子で話し合ってください。
テストで同じ点数が取れている場合でも、暗記すれば解答できる問題で得点しているのか、思考力を必要とする問題にきちんと取り組めているのかでは、実は学力に大きな差があります。
覚える勉強とは違い、思考力を伸ばすためにはある程度の時間がかかるため、前者の場合は、早めに受験勉強に専念して考える力を伸ばしましょう。
考える力を伸ばしましょう。子どもの熱意を確認
もうひとつ見極めが必要なのが、子どもの習い事に対する姿勢です。
複数の習い事を掛け持ちする場合も多いですが、子どもが自分から進んで続けたいと思う習い事のみを厳選して行うことをおすすめします。
習い事が、塾に行かなくてもよい、または勉強をしなくてもよい口実になってしまっている場合は、思い切ってやめる、または中断する選択も必要です。
加えて、通うことが楽しく、習い事との両立に対応してくれる塾を選ぶことも大切です。
啓進塾では、途中退席できるフレックス対応の算数教室を行っていますが、習い事との両立に役立つと好評です。
本気で習い事に打ち込んでいる子どもの場合、その後の受験勉強への集中力には目を見張るものがあります。ぜひ、家庭でも習い事との両立をサポートし、子どもにとって有意義な受験期を過ごしてください。
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