多様な経験と人との関わりのなかで、社会に羽ばたく力を身につける

横浜市青葉区もみの木台にある、つどいの森もみの木こども園。2020年に幼保連携型こども園となりました。

「みんなで、みんなを、みていく」をモットーに、子どもたちと大人が連携し合っています。そんなこども園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。

▲絵本など教室には常時いくつかのコーナーがあります(つどいの森もみの木こども園:青葉区もみの木台)

子どもたちが過ごすのは、自分で選び、人から学ぶ環境

▲登園するとまずはコーナー遊びからスタート(つどいの森もみの木こども園:青葉区もみの木台)

0歳(6カ月)から5歳児がともに過ごすつどいの森もみの木こども園は、2020年に幼保連携型こども園となりました。「みんなで、みんなを、みていく」をモットーに、子どもたち、先生、保護者、地域の方々が、子ども同士、大人と子ども、大人同士で連携しあえる園づくりに力を入れています。

当園では、子どもたちが「自分で選ぶこと」を大切にしています。絵本、ままごと、ブロック、制作など、教室には常時いくつかのコーナーがあり、子どもたちは自分が「今やりたいこと」を選んで遊びます。

▲ゲームコーナーでは異年齢で遊ぶ姿も(つどいの森もみの木こども園:青葉区もみの木台)

異年齢で過ごすことが多いため、ブロックの積み上げ方から生活習慣まで、年少・年中さんは年長さんをまねることでたくさんのことを学んでいきます。

大人が必要以上に指示をしなくても、子ども同士で学び、たくさんの発見をし、それらを先生や保護者と共有することで、世界観をどんどん広げていくのです。

成功だけでなく失敗も、成長のための大切な経験

▲せいかつ発表会での年長さんの和太鼓は圧巻(つどいの森もみの木こども園:青葉区もみの木台)

運動会やせいかつ発表会などさまざまな行事がありますが、子どもたち自らが働きかけ、成長する機会であるべきだと考えています。例えば行事の出し物などを練習する際、先生による見本や子どもたちの練習の様子を動画で確認しています。

みんなで動画を見ながら改善点や良かった点を話し合うことで、客観的な視点を養い、自分たちが先生と一緒にその行事を作り上げているという意識を持って練習や本番に臨むようになります。

▲クッキングでは年中から包丁を使って調理!(つどいの森もみの木こども園:青葉区もみの木台)

「できる、できないでは測れない経験」もとても大切にしています。例えばお友だちに心から謝っても許してもらえなかった場合、それは「失敗した経験」かもしれません。しかし、「失敗」からの気づきはより多くの学びにつながります。

日々、年齢も立場も異なる大勢の人たちとつながりながら、子どもたちはたくさんの失敗や成功を経験し成長する。当園はそんな場所でありたいと考えています。

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▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

園長 東洋一郎先生

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