横浜市青葉区荏田町にある、田園江田幼稚園。1969年に田園江田教会の付属幼稚園として開園しました。
「豊かな遊び」「思いやりの心」「大切な身体」「キリストの愛」を4つの柱に保育を行なっています。そんな幼稚園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。
たくさん遊ぶなかで育まれる他者へのやさしさと思いやり
田園江田幼稚園は、地域の子どもたちのために、田園江田教会の付属幼稚園として開園しました。教会の牧師が園長を兼任し、「豊かな遊び」「思いやりの心」「大切な身体」「キリストの愛」の4つを大切にして保育を行っています。
幼児期に最も大事なのは十分に遊ぶこと。登園後は約1時間半、自由遊びを楽しみます。学年やクラスの枠を超えて過ごすことで、好奇心や自主性、挑戦の心を育むのはもちろん、神さまが一人一人を違うように造ってくださり、一人一人を愛してくださっていることを日々伝え、違いを認め合う大切さも学びます。
園児全員の顔と名前を把握し、安全・安心の保育を提供
保育は少人数制で、アットホームな雰囲気の中で行っています。全保育者が全園児の顔と名前、個性を覚えています。自由遊びのとき、園児たちは近くにいる保育者に見守られながら遊びます。子どもたちも、そして保護者の方々も、どの保育者でも大丈夫と安心していただいています。保育後、保育者たちは園児たちの「遊び」の様子を共有しています。
コロナ禍以降、徹底した消毒、換気はもちろん、日常の楽しさを維持できるよう、日々の保育や行事を見直したり再確認したりしています。子どもたちに我慢だけをさせるのではなく、「工夫すればできる!」という前向きさ、明るさを伝えたいと考えています。
また2021年度から、「週に2回の全員給食」「保育終了後の課外教室(体育、英語)」「満3歳児クラス『もも組』」を導入しました。今後も保護者からのご意見やご要望も取り入れながら、よりよい園づくりを目指してまいります。
隣接する教会に成人した卒園生が遊びに来たとき、留学中にコロナ禍となり心細い思いをしたけれど、毎日のお祈りが救ってくれたと話してくれました。田園江田幼稚園は卒園してからも、ずっとつながっていられる幼稚園です。