【IB教育の現場】遊びの中から学ぶ<アオバジャパン・インターナショナルスクール>

次世代の育成として、国際バカロレア(IB)教育を導入する学校が増えてきました。
IB教育とはいったいどんなものなのでしょうか?

実際に導入しているアオバジャパン・インターナショナルスクールを取材しました。

遊びの中のIB教育

身の回りや遊びの中にこそ、IB教育で学ぶべき課題がたくさんあります。クラス別に、授業内容を紹介します。

K2クラス(1歳半〜)
ラーニングサークル

テーマ:Learning through play
遊びの中から自分の興味関心を発見。探究につなげる学び

アオバジャパン インターナショナル

みんな思い思いに興味のあるもので遊びます。虫めがねで気になるものを大きくして見てみたり、ブロックを使って食べものや虫の家を作ったりする子も

IB PYPカリキュラムが始まる前段階の1〜2歳の頃から探究型学習を導入。虫、植物、乗り物など、興味のあることを見つけてじっくり取り組むことが探究学習の始めの一歩。

先生は「それは何?」「どう思う?」とよく声がけをしますが「この形を作りましょう!」「こうしたらダメよ」とは決して言わず、子どもたち主導で興味関心分野の発見や探究心、個々の可能性を引き出します。

アオバジャパン インターナショナル

紅葉した木の葉や木の実など、興味をそそるアイテムがたくさん用意され、好奇心をくすぐります

K3クラス(3歳〜)
外遊び

テーマ:Discovery through play
探究・体感型の遊びから様々なスキルを培う

アオバジャパン インターナショナル

1つの学びから問題解決力やコミュニケーション力、挑戦する力など、アオバのコア・バリューに掲げたスキルが自然と培われます

週1回、クッキングの授業があることから、外遊びでもみんな料理に興味津々。子どもたちの興味に合わせて園庭にもキッチン遊びのブースをセットアップしました。

「Show me~!」と先生が声をかけると、嬉しそうに自分が作ったものを見せてくれる様子も。クッキングのような体験型の学びをすることで、最初は恥ずかしがっていてもだんだんと自分の言葉で考え、自己表現する力も磨かれます。

ICTの授業

テーマ:How we express ourselves
どのように自分を表現するかを学ぶ

アオバジャパン インターナショナル

iPadは、自分を表現したりコミュニケーションをとったりするのにも最適なツール。子どもたちはあっという間に操作を習得します

自己表現のツールとしてICT器具を使いこなせるよう、週1回の授業を行っています。子どもたちは絵を描いたり、自分で写真を撮ってアプリにアップしたり。一人1台、専用のiPadを使い、先生の指導のもと、オンラインの情報やICTスキルを正しく安全に学びます。

アオバジャパン インターナショナル

学校と家を結ぶコミュニケーションツールとしても活用し、保護者と学校でともに子どもたちを育てるパートナーシップを
築いています

K4(4歳〜)、K5クラス(5歳〜)
外遊び

アオバジャパン インターナショナル

テーマは「Sharing the planet」。身の回りの生き物を観察して、共に生きていくことの理解を深めました

4~6歳児クラスでは、探究型学習を通じて自ら行動に移した成果を、写真やイラスト、制作物などで表現。考えを深めた過程も一目でわかるようにしています。K5クラスは戦争下の国に対し、自分たちが今できることを考えて募金活動を実施しました。将来、実社会の課題を解決するために自分たちが何をすべきか、思考力と行動力が養われます。

アオバジャパン インターナショナル

テーマは「How we express ourselves」。さまざまなコミュニケーションの方法を通して自分をどう表現するかを考えました

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