横浜市港北区にある城郷幼稚園。保護者と園が連携し、日々の小さな出来事も丁寧に共有しています。
みんなで子どもを育てる「子そだて園」をモットーに、心身ともに健康で、自主性と創造性に富む豊かな人間性を育みます。
お寺の幼稚園ならではの行事も多く、心に残る原体験の数々は、人としてのやさしさや気品を育てます。いつも笑顔で子どもたちの教育にあたる現場の先生方に園の魅力をうかがいました。
よく遊び、よく学ぶ。メリハリのある保育
それを支えるのは風通しの良い先生たちの関係です
U先生:
城郷幼稚園は本当に先生の数が多い。しかも、年齢層が幅広く、ベテランから若い先生まで、さまざまです。
世代によっていろいろな考え方があるので刺激を受けられますし、お互いに切磋琢磨しながら先生たちも成長している。
それが、子どもたちにもいい影響を与えていると思っています。
O先生:
話を聞く時は聞く、遊ぶ時は遊ぶ、そうしたけじめを大切に日々の生活を作り上げている幼稚園だと思っています。
カリキュラムはたくさんありますし、行事も多いので、園児がやることはいっぱいあるのですが、先生の数が多いのでしっかり1人1人をケアしてあげられる余裕があると感じています。
A先生:
お二人の言う通りで、子どもたちの笑い声に加えて、教職員の笑い声も多いのがこの幼稚園の特長です。
その雰囲気の良さが、よりよい教育につながっているのだと思います。

城郷幼稚園には40名を超える教職員が在籍しており、多くの目で子どもたちを見守ります。
担任に加え、学年のリーダー、補助の先生とも日常的に触れ合える環境で、
一人一人の才能や長所を多方面から引き出すことができます
(城郷幼稚園)
毎日の小さな成長が未来へとつながる一歩に
お友だちを思いやる気持ちを大切に
A先生:
月齢のこともありますし、体が小さい、好き嫌いが多いとかで、これまではなかなか給食を完食できない子がいました。
つい先日のことなのですが、全部食べられたんです。私が「すごいね!」って言う前に、それに気がついた隣のお友だちが、その子のお弁当箱を持って、「やったね、全部食べられたよ!」って。
食べられた子自身の成長もですが、お友だちが達成できたことを褒めて一緒に喜べる子にもすごく成長を感じました。
とても嬉しくて、その日はすかさず、どちらのお母さまにも報告しました!
O先生:
毎日子どもに接していると、例えば、ボタンが1つ止められるようになっただけでもすごいことだし、お友だちと並んで歩けるようになったとか、おもちゃの貸し借りを言葉で解決できるようになったとか。
もう、それだけで、日々子どもたちの成長を感じることができています。
U先生:
年長クラスの担任をしていたとき、ちょっとクールな男の子がいました。甘えたりもしないし、言葉遣いも素っ気ないというか。
お芋掘りのあと、年長さんは掘ったお芋を2階まで運ぶというお仕事がありました。
細くて小さな子が、お芋の入った箱を持ちあげられなかったみたいで、泣いていたらしいんです。
そうしたら、そのクールな男の子が、自分が運ぶ分を持って上がった後に、その子の分も持ってきてくれたんです。
「自分が手伝った」とも何とも言わず、さりげなくだったのですが、回りで見ていた子たちはみんな分かっていて、「〇〇君、やさしいね」って。
誰かが困っていたらそっと助けてあげられる、そんなふうに育ってくれた姿に感動しました。
O先生:
運動会のリレーで勢い余って転んでしまったけれど、負けじと立ち上がってゴールを目指して頑張って。
ゴールで待っていてくれた先生の胸に飛び込んだ瞬間号泣した子を見たときは私も泣きました。
U先生のクラスでしたよね。
U先生:
そう、そのとき私と一緒にゴールに駆け寄って、転んでしまった子の頭をポンポンってしてあげたのが、先ほどのクールな男の子だったんです。
彼もリレーで勝ちたかった気持ちはあったはずなのに、よく頑張ったね、みたいな行動を取ってくれたのは嬉しかったですね。
子どもはワクワク、保護者は感涙の行事
園長自ら、関係者も一体となって園児のために全力投球
A先生:
保護者さんのご参加や参観が可能で、感動してくださる行事といえば、運動会とお遊戯会です。
どちらもその時点での成長過程が見られる行事で、先ほどの運動会のリレーのようなシーンが見られることも多いので。
U先生:
子どもたち目線だと、数年前から始めた「よあそび会」が人気です。
夕方、園に集まってもらって、普段は体験できない夜の幼稚園を体験します。
毎年、「宇宙」や「科学」などテーマがあって、それに沿ってさまざまなイベントを企画するんです。
「科学」のときは、園長先生自ら博士に扮した仮装をしてくれて、実験をしてみたり。
夕食はみんなでカレービュッフェを食べて、最後は花火を見て。すごく楽しい行事です。

「よあそび会」を前に、イベント当日に着用するしぼりぞめTシャツを作りました
(城郷幼稚園)

「科学」がテーマだった2025年は、博士(に扮した園長先生)が夜あそび会に登場!
(城郷幼稚園)

夜の幼稚園で遊び、夕食を食べ、ラストは花火を見る「よあそび会」。
いつもとは違う雰囲気に、園児たちの目もキラキラと輝きます
(城郷幼稚園)

(城郷幼稚園)
O先生:
作品展のときも、園長先生が仮装してくれましたよね。
「ぐりとぐら」がテーマだったときはネズミの恰好をしてくれて、園児が見つけたらスタンプを押してくれた。
あれも盛り上がりました。

A先生:
みかん狩りは、卒園児のおじいさまが全面協力してくださっています。
トータルだと3000個くらい、城郷幼稚園のために収穫させてくださっているのではないでしょうか。
人数に限りはあるのですが、希望制で保護者の方もお子さんと一緒に参加できるので、毎年、とても人気がある行事です。

毎年恒例の「みかん狩り」は、卒園生のおじいさまのご協力を得て、
大きなみかん畑に園バスで出かけます。
かかえきれないほどのみかんを収穫して、園児たちも満面の笑顔です
(城郷幼稚園)
安心・安全の給食や預かり保育が嬉しい!
お寺の幼稚園ならではの心の成長も見られます
A先生:
お寺の幼稚園なので、すぐ横に本堂があります。
いつもは楽しく笑い声が響く中で子どもたちと過ごしていますが、「あそこに行ってみてもいい?」と興味を示す子がいたら、連れて行くこともあります。
そのときに、「仏様のいらっしゃる特別な場所だから、おしゃべりはちょっとの間だけ我慢ね」というと、ちゃんとわかってくれるんです。
場をわきまえることができる、というのは子どもたちのためにもなっていると思います。
U先生:
給食はすごくおいしくて、凝ったメニューが入っています。お花の形をしたがんもどきの煮物とか、私も家で作ったことない!みたいなものが食べられます。
子どもたちも興味津々で、「これは何?」とか質問してきてくれるし、食育の面でも素晴らしいと感じています。
O先生:
年少さん向けには食べやすいようにやや小さめにカットしたおかずになっていたり、アレルギー除去食にも対応しているので、保護者さんにも安心していただけています。
A先生:
預かり保育も保護者さんには喜んでいただけています。
7時半から18時半までの預かりが可能で、預かり保育の時間にサッカー、ピアノ、英語、芸術といったさまざまな課外教室に参加することもできます。