横浜市都筑区にある認定こども園エクレス(幼稚園)。モンテッソーリ教育を軸に、子どもたちの主体性を育む温かな教育を実践しています。
年少さんから年長さんまでが共に過ごす異年齢(縦割り)保育や、五感を刺激する多彩な「表現教育」を導入。
「子どもたちが大好き!」と笑顔で語る3名の先生方に、現場の視点から見た園の魅力や、子どもたちの成長についてうかがいました。
異年齢保育で育まれる「憧れ」と「自信」。
先生も驚くほどの優しい変化。お兄さん・お姉さんの背中を見て、心が開いていく。
K先生:
エクレス幼稚園の特長のひとつが縦割りの異年齢保育を取り入れていることで、基本的には、年少さんから年長さんまでが同じお部屋で過ごします。
以前、人見知りが強く、なかなか活動の輪に入れなかった年少さんがいたのですが、気が付いたらある年長の男の子と仲良しになっていて。その年長さんの男の子は、私たちが促したわけではないのに、優しく接して色々なことを教えてあげていたんです。
その自然なやさしさには、私たちも本当に感動しました。年少さんの子の笑顔がどんどん増えて、今では毎日楽しそうに登園しています。

年少さんから年長さんまでが一緒のお部屋で過ごす異年齢保育を導入。年上の子が年下の子のお世話をする様子はごく当たり前の光景です(認定こども園エクレス)
U先生:
年上の子が下の子をリードしてくれる場面は、日々の活動の中でたくさん見られます。私たち先生が助かるぐらい(笑)。
下に兄弟がいる子はもちろんですが、一人っ子や末っ子の子も「ありがとう」と言われる喜びを知ると、誇らしげにお世話を頑張ってくれるようになります。年少さんも安心して過ごせるし、年上の子は「自分もお姉さんなんだ」という自覚が自己肯定感を育んでいると感じます。
A先生:
大人には少し緊張して甘えられない子も、お友だち同士だとリラックスして、見たこともないような満面の笑みを見せてくれることがあります。
また、年長さんや年中さんが先生と仲良く話しているのを見て、年少さんも安心して心を開いて、自分を出せるようになっていく。そんな子ども同士の絆が、園の雰囲気をよりよくしてくれていると感じています。
自ら選ぶモンテッソーリ教育
楽しみながら、意外な才能が開花することも!
A先生:
朝8時30分に開門して9時10分までは、心を落ち着かせてモンテッソーリの「お仕事」に取り組む時間です。棚に並んだ多くの教具から、興味のあるものを「自分で選ぶ」ことを大切にしています。
9時10分を過ぎたら、外遊びをしてもいいし、そのままモンテッソーリのお仕事を続ける子もいます。あらゆる場面で、自分で選択するということを大事にしています。
K先生:
自由だからこそ、意外な才能が見つかることも。私のクラスに、普段の一斉保育のときは少しのんびり屋さんの子がいたのですが、「裁縫」のお仕事に興味をもった途端、驚くべき集中力を発揮したんです。
1回教えただけで、すぐにやり方を覚えて、しかもとても上手に!最終的には給食で使うコップ袋やランチョンマットに自分で刺繍をするまでになりました。その才能に気が付けたのはモンテッソーリ教育の自ら選べる環境のおかげです。

モンテッソーリの「お仕事」は、簡単なものからやや難しい複雑なものまでさまざまな活動が用意されています。年齢や興味・関心、発達段階に応じてステップアップしていけるのもやる気に繋がります(認定こども園エクレス)
U先生:
モンテッソーリのお仕事には、指先の訓練になるものから、感覚を使うものに加えて、数や言語に関するものまで、さまざまな活動があります。
年少さん、年中さんは、年長さんがやっている難しいお仕事を見て、いつか自分もあれがやりたい、と憧れを抱きます。このように目標が身近にあることも、縦割りの環境で行うモンテッソーリ教育の素晴らしい点ですね。
A先生:
年少さん向けの簡単なお仕事でも、「できるだけていねいに、きれいにやってみようね」と声をかけると、子どもたちの表情が引き締まります。楽しみながらも真剣に取り組むという経験が、自立へと繋がっていくのを実感しています。
「表現」重視の特別教育と楽しい行事
記憶に残る特別な体験を次々と
K先生:
エクレス幼稚園では表現教育を大切にしていて、その集大成が2月の「生活発表会」です。1人1役でミュージカルを披露します。
大道具も音響も照明も本格的で、年長さんになると30分を超える大作に挑みます。先生が用意したストーリーをもとに、「自分の役はこんなキャラクターだから、こう動いてみよう」と、子どもたち自身がその登場人物になりきってアイディアを出してくれ、子どもたちの想像力はすごいな、と感心します。
U先生:
2025年度の年長さんが演じた「ライオンキング」も圧巻でした。練習ではセリフを言うので精一杯だった子が、本番では堂々たる身振り手振りも加えて演じ切った姿に、舞台袖で胸がいっぱいになりました。保護者の方も成長した姿に、涙、涙です。

表現教育の集大成となるのが「生活発表会」。1人1役でミュージカルを披露します(認定こども園エクレス)
U先生:
子どもたちは音楽も大好きです。専任の講師の先生が、歌い方、リトミック、楽器の演奏など、幅広く教えてくれます。体を使って音の強弱を表現するなど、私たち自身もとても勉強になりますし、なにより子どもたちが楽しく音楽に触れている様子を見られるのが一番です。
年齢に応じて、年少さんはタンバリン、鈴、カスタネット、年中さんはピアニカとハンドベル、年長さんはピアニカに加えて大太鼓やティンパニーといった楽器も演奏します。その成果は、「音楽参観」として、保護者のみなさんにご覧いただいています。
A先生:
10月に近くの小学校の校庭をお借りして開催する運動会も、「表現教育」を大切にしているエクレスらしさが溢れています。年少さんはポンポンを持ってかわいいダンスを披露、年中さんはパラバルーン、年長さんは組体操をアレンジした集団体操に取り組みます。
集団体操は先生の太鼓を合図に、1クラス約30人が全身を使って波を表現したり、「エクレスの滝」と呼ばれるダイナミックな技を披露したり。大技が決まった時は会場全体が感動に包まれます。

10月の運動会。年少さんはポンポンを持ってかわいいダンスを披露、年中さんはパラバルーン、年長さんは組体操をアレンジした集団体操に取り組みます(認定こども園エクレス)
U先生:
行事はほかにもたくさんあって、私はドッジボール大会が好きですね。2月の大会に向けて、12月頃、ルールを覚えるところから練習が始まります。真剣勝負を通していつもとは違う一面を見せてくれる子もいて、ときには勝ち負けを経験することも大事なことだと実感します。
K先生:
幼稚園で行う年長さんのお泊り保育は、いつもとは違う特別な体験ができる行事です。お昼過ぎに登園して、ロッカーに荷物をしまうのも、パジャマに着替えるのも、全部自分でやります。日中はスイカ割りをしたり、夜は先生たちによる光のショーを楽しんだり。
初めて親御さんの元を離れるということで最初は不安を感じる子もいますが、それを乗り越えられたことで自信がつき、一回り大きく成長します。

初めて親元を離れる年長さんのお泊り保育。楽しいイベントも体験し、一回り大きく成長します。(認定こども園エクレス)
預かり、給食、周辺環境も自慢!
子どもと保護者、先生も笑顔になれる幼稚園
K先生:
預かり保育は朝7時半から18時半まで、園バスの利用も可能で、多くのご家庭が利用されています。
A先生:
預かりの先生方が手作りしてくれたおもちゃも充実していますし、子どもたちと一緒に制作をしてアイスクリーム屋さんごっこ、ドーナツ屋さんごっこなどを楽しんでいます。
A先生:
長期休みの時などの預かりでは、給食も提供しています。お弁当と給食が選べて、以前はお弁当のご家庭も多かったのですが、今はほとんどが給食で、保護者の方も給食を頼りにしてくれていると感じています。
U先生:
給食室でつくる給食は子どもたちにも大人気で、好き嫌いなくモリモリ食べてくれます。大人より量を食べる子もいるくらい(笑)。
私は、さつまいものサラダの味付けがとても気に入って、給食室でレシピを教えてもらったこともあるんですよ。

幼稚園隣の保育園の中に給食室があり、できたての温かい給食が届きます(認定こども園エクレス)
A先生:
家では野菜や魚をあまり食べない子が、幼稚園ではよく食べる、というのは毎年聞きますね。
以前、クラスに、好き嫌いの多い子がいたのですが、隣の席の年上の子が、「はい、あーんして」と言いながら食べさせてくれていて、気がついたら完食していた、ということがありました。
私たち先生だと「いらない!」と口を開けてくれないこともあるのに、お兄さん、お姉さんだと大丈夫なんですよ。それも縦割りのメリットだと思います。
K先生:
みんな、お兄さん、お姉さんのことが大好きですよね。最後のお別れ会の時は、年少さんが年長さんにギューって抱きついて離れません。
A先生:
ふかふかの人工芝の園庭も自慢です!春のポカポカした陽気の日はゴロンとしたら寝てしまうくらい気持ちいいです(笑)。

寝っ転がると気持ちいい!ふかふかの人工芝(認定こども園エクレス)
U先生:
園の目の前には緑豊かな公園があり、よくお散歩に行きます。どんぐり拾いをしたり、かるがもファミリーの行進が見られることもあります。そんな素敵な環境に加え、地域の方も温かな目で園児たちを見守ってくれています。先生たちもチームワーク抜群で、どんな小さなことでもすぐに共有し合っているので、安心してお子さんをお任せください。

認定こども園エクレスの先生たち(左から)K先生、U先生、A先生
