横浜市青葉区にある梅が丘天使幼稚園は、園児のお祈り聖歌で1日が始まるカトリックの幼稚園です。未就園児のための「こひつじクラス」では、園児と一緒に参加できる行事がたくさんあります。
そんな幼稚園の先生に、未就園児クラスで大切にしていることや内容についてお話を伺いました。
ゆったりとした時間の中でさまざまな活動を楽しむ
梅が丘天使幼稚園のこひつじクラスは、2歳児とそのおうちの方が一緒に参加する少人数制のクラスです。週に1回、絵本の読み聞かせや、制作活動、体操遊びなど、さまざまな活動を行い「幼稚園は楽しいところ」と子どもたちに感じてもらい、安心して過ごしてもらうことを第一に取り組んでいます。
もし子どもがあまり乗り気でないときは、無理にやらせることはしません。「子どもは急がなくても確実に成長していきます。ゆったりと穏やかな時間の中で過ごすことで、自己肯定感をもち、のびのびと育っていきます」と藤田先生。
今年こひつじクラスに入ったばかりの子どもたちも、先生方やおうちの人にやさしく見守られながら、徐々に緊張がほぐれ、思い思いに好きなことを楽しみ始めます。
おうちに帰ってからもできることをお土産に
活動は、ここでやったことすべてが「おうちに帰ってからも楽しんでもらえるように」と考えられています。たとえば制作は、牛乳パックなどの身近なものを利用し、作ったものであとから遊べることにこだわっています。
また、在園児にも人気の月に1回の体操遊びは、ピアノの伴奏に合わせて走ったり止まったり、体のあらゆる場所を動かしたり。子どもが大好きな風船なども使いながら、からだをめいっぱい使って遊びます。
実はこれらも、おうちで簡単にできるものばかり。子どもと遊ぶときのヒントになれば、との先生方の思いからです。
「誰に相談したらいいかわからないことも私たちに気軽に話してくださいね」と先生方。運動会やクリスマス会、シャボン玉ショーなど、園児と一緒に参加できる行事もたくさんあり、入園への期待も膨らみます。