横浜市都筑区にあるすぎの森幼稚園は、たくさん遊ぶなかで人間形成に必要な力を育むことを教育方針に掲げる幼稚園です。未就園児のための「ひよこくらぶ」では、専任の講師による体操などさまざまな活動に取り組みます。
そんな幼稚園の先生に、未就園児クラスで大切にしていることや内容についてお話を伺いました。
はじめての社会体験を3人の先生が手厚くサポート
広大な園庭とたくさんの遊具で、たっぷり遊ぶなかで、想像力や社会性、思いやりなど、人間形成に必要な力を育むことを保育方針に掲げています。「未就園児クラスひよこくらぶ」では、入園前に「幼稚園って面白いところ」「お友だちと遊ぶのって楽しい」という気持ちを育てます。
登園は週1回、保護者と手をつないで通います。スタートは4月からで、9月中旬くらいまでは親子一緒に参加し、それ以降は子どもの様子を見ながら、徐々に子どもだけの活動に移行していきます。はじめは一緒にきたママやパパから離れられない子や一人で遊ぶ子が多いそう。でも、「次第にお友だちと楽しく遊べるようになるので、安心してください」と吉野先生。
子どもたちがお友だちと楽しく活動をしている間は、保護者同士の交流の時間。別室で情報交換や子育ての悩みを相談しながら、親睦を深めています。
さまざまな活動に取り組み幼稚園生活もスムーズに
日々の保育は、さまざまな活動を行っています。制作や折り紙に取り組んだり、園庭で思いっきり体を動かしたり。体操とリトミックは専任の講師が保育に加わり、跳び箱や平均台、リズムに合わせたダンスなどにチャレンジします。
また使い方をしっかり学び、先生に見守られながら、はさみやのりを使った制作にもチャレンジ。季節にちなんだ工作やお絵描きに楽しく取り組みます。このほか、ジャガイモ掘りやミニ運動会、クリスマス会など、ひよこくらぶだけの行事もたくさん。こうした経験の積み重ねで、翌春からはすぎの森幼稚園に入園し、どの子もスムーズに園生活をスタートできます。