3歳からのバイリンガル教育 自発的な遊びで育む「自学自立」の姿勢


▲玉川学園幼稚部|東京都町田市

子どもにはすぐにできること、できないことがありますが、いまやっていることが少し先で生きてくる、それが教育の本質ではないでしょうか。

園児たちは登園すると園舎裏にある小高い丘「経塚山」で木登りをしたり、園庭で一輪車の練習をしたり、好きな遊びを存分に楽しみます。私たちはこれを「自発的な遊びの時間」と呼んでいます。そこにはさまざまな試行錯誤、葛藤、発見があり、そのなかで自分のやりたいことを見つけて主体性を磨き、友達との関わりから協調性が育まれます。

幼児期の「遊び」は「学び」、と言われるように遊びの中の体験は、将来、探求心や思考力、表現力といった力となって生きてくるのです。

幼稚部から大学院までがワンキャンパスに集う玉川学園には、園児たちにさまざまな体験を提供できる多くのリソースがあります。

61万㎡の広大なキャンパスを散策して自然を身近に感じる「丘めぐり」や大学の先生方や教育学部の学生たちの協力を得て行う野菜、果物の栽培活動。施設内にあるミツバチ科学研究センターで採蜜作業を体験したり、工学部内にあるロボット工房を見学して最先端の科学技術に触れる機会もあります。

総合学園としての特性を生かした一貫教育だからこそできるメリットです。


▲学園施設内には併設の玉川大学の学術研究所があります。「先端知能・ロボット研究センター」を訪れた年長さんたちは、人工知能が生活のいろいろ場面で役立っていることを学びます|玉川学園幼稚部|東京都町田市

英語教育も本学園の特長の一つです。幼稚部から高等部までの15年間を「K-12一貫教育」と位置づけ、1~5年生では日本語国語と英語のバイリンガル教育「BLESプログラム」、6年生からは「国際バカロレアクラス」を設置しており、幼稚部ではそれにつながる3歳からのバイリンガル教育を展開しています。

ネイティブ教師2人、英語専門の日本人教師1人を配置し、ダンスや歌、ゲームなどのアクティビティを英語で行う「英語の時間」を毎日のカリキュラムの一つに取り入れ、保育の中のさまざまな場面でも英語教師と英語で触れ合う機会を持ち、日本語とともに英語を無理なく身に付けていきます。

お話を伺った人

幼稚部長 須田 忠 先生

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