先輩ママに聞く!「我が家の幼稚園選び」座談会
(画像はイメージです)
「幼稚園を決めたいけど、数ある幼稚園のなかからどうやって選べばいいの?」
来春の入園に向けて、お悩みのママたちも多いのではないでしょうか。
我が子に合った幼稚園ってどんな幼稚園なんだろう。そんな疑問を解消する手助けになるのが先輩ママたちの体験談です。そこで、現役の幼稚園ママたちに集まっていただき、ご自身の幼稚園選びを振り返ってもらいました!
※この記事はビタミンママvol77.「幼稚園情報号」に掲載した特集記事です。
お子さんの幼稚園選びの決め手はどんなところでしたか?
上の子のときは、まだ下の子が赤ちゃんだったこともあり、徒歩圏内の幼稚園のなかから選びました。
送り迎えの際に先生と直接お話ができるので、親子共々初めての園生活でしたが、とても安心感がありました。校区が一緒のお友達も多く通っていたので、小学校にすぐに馴染めたのもよかったです。
降園後に園庭開放を行っている園だったので、下の子も連れてきて一緒に遊んでいたせいか、自然な流れで同じ園に入園を決めました。お友達の誘いもあって、未就園児クラスから入園しました。
フルタイムで仕事をしているので、園バス、給食、預かり保育の充実が園選びのポイントでした。息子が通う園は、朝は7時から、降園後は19時までの預かり保育が利用でき、とても助かっています。
長期休みはお弁当と給食が選べたり、当日申し込みができたりと融通が利くので、親子で無理なく園生活を送ることができています。
我が家が暮らす川崎市では独自の預かり保育が充実している幼稚園がたくさんありますし、横浜市では市が認定する預かり保育を行っている園、他にも幼保一体型認定こども園という選択肢もあります。
預かり保育後に駅そばのバスステーションで子供を引き取ることができたり、自宅近くまで送ってくれたりする園もあるそうで、ママがより働きやすい環境になってきたと思います。
上の息子はとにかくわんぱくで、園庭がひろく自由遊びを重視している園を選びましたが、下の子はどちらかというと正反対の性格。マイペースながら好奇心が旺盛で、「やってみたい!」と思うことにはじっくりと取り組むタイプです。
そこで、この子に合った園を改めて選びなおしました。下の子が通う園は、運動会の組体操やパラバルーン、発表会での鼓笛隊など、とてもレベルの高い発表をすることで有名です。
鼓笛隊の練習も厳しいと聞いていましたが、未就園児の見学がOKだった発表会を見学に行って、下の子はすっかり魅了されたようで「私もこの幼稚園で鼓笛隊をやってみたい!」と大興奮でした。
どちらも自宅からは少し離れていますが、園バスのルートが広く、不便を感じたことはありません。
入園準備時期に引っ越しが決まり、つい最近こちらに住みはじめたばかりです。川崎市も横浜市も公立の幼稚園がないことに驚きました!
私立の幼稚園はそれぞれ特色があって選ぶのに本当に迷いましたが、やはり実際に見てみるのが一番だと思い、気になった幼稚園には子供と一緒に見学に行きました。
娘に優しく声掛けしてくださった先生の雰囲気が一番の決め手でした。一人っ子で引っ込み思案な娘の性格が心配だったので、園生活に保護者が関わる機会が多いのも選んだ理由の一つです。
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実際に通われてみて、どんな感想をお持ちですか?
上の息子が通っていた園は、自由遊びの時間がたっぷりとあり、お天気が良ければ園の敷地内にある広い原っぱで駆け回り、自然のなかで大いに外遊びを満喫できる園でした。
自由遊びは縦割りで行われていたので、コマの回し方や竹馬の乗り方など、年長さんに教えてもらって体得したようです。クラスを越えたお友達の名前が会話に上がることがよくありましたね。
それだけではなく「本物の経験」を重視する園で、土作りから大根を育て、それを調理して食べたり、自分たちで木を伐り出して行う木工の時間があったりと、貴重な体験をたくさんさせてくれる園でした。
伝承遊びの時間や四季折々の日本の行事を大切にするところも素敵だなと思いましたね。
預かり保育とともに重視したのは、保育中のカリキュラムです。
我が子の「得意」を見つけたいと思っていたので、英語や漢字、数、科学、リトミック、表現活動としてミュージカルなど、さまざまなカリキュラムに力を入れている今の園は最適でした。
宿題でワークシートが出されるのですが、息子にしてみればゲーム感覚のようで、楽しく取り組んでいます。「宿題だ」と難しく考えているのは親だけのようです(笑)。
息子は、スライムを作ったり、空気砲を作ったりする科学の時間が大好きなようで、科学がある日の前日は「ワクワクして眠れない!」と言い出すほどです。
見学の際に見かけた子供たちの制服姿がかわいいのも魅力でした。毎朝制服で登園し、体操服に着がえるので、お着替えの習慣や服の畳み方などもしっかり覚えました。
サイズが上がるたびに買い直し?と費用がかさむことを不安に思っていましたが、園生活がはじまってみると、ママ同士のつながりで、どこからともなくおさがりがやってくるので心配ありませんでした(笑)。
園バスがない園でした。下の子が生まれたばかりの慌ただしいなかでも、送迎の時間だけは上の子と手をつないで歩き、親子のコミュニケーションの時間になっていたように思います。
今思えば子供とのとても貴重な時間でしたね。給食室のある園なので、子供たちは口をそろえて「給食がおいしい!」と言います(笑)。アレルギー食にも対応してくれて、卵アレルギーの息子の給食も安心してお任せできます。
課外教室の充実も魅力で、娘のときは工作や絵を描くアトリエ教室と英語に通っていました。小学校になっても続けられるので、本人の希望でアトリエ教室に通い続けています。
息子はスイミングに通っていますが、園内で行われる課外教室であれば、保育時間後、直接教室に行くことができるので助かっています。
娘が通っているのは、キリスト教系の園です。先生方も保護者も穏やかな方が多く、一緒に子育てを楽しんでいる仲間のような雰囲気なのも心強いです。
給食がなく毎日お弁当なのですが、帰宅するとすぐに「おいしかったよ!」とカラのお弁当箱を見せてくれるんです。その様子を見ていると、明日はどんなお弁当にしようかな!とやる気がわいてきます。
子供を教室に送り届けたあと、そのままお母さんたちが主催する園のサークル活動に参加しています。いろいろなサークルがありますが、私はコーラスサークルに参加し、ママ友もたくさんできました。
子供たちの前でコーラスを披露する機会もあり、娘も嬉しそうです。キリスト教園だけあって、親子で参加するクリスマス会では礼拝を行うなど厳かでとても素敵です。
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