ゆりかご幼稚園の2歳児クラス(プレスクール)は、秋ごろから母子分離に

半年間は親子一緒、その後、子供たちだけで過ごすそうですね。

ゆりかごプレスクールは、子供たちが初めての集団生活を通して、同じ世代のお友達や先生と交流を持つことで、幼稚園が楽しい場所であることを知ってもらうための教室です。

前半は親子一緒に参加することで幼稚園を大好きになってもらい、様子を見ながら11月頃を目途に子供だけに移行していきます。ママ同士も仲良くなって4月からの園生活を親子で楽しむための助走期間にしてほしいですね。


▲健爽学園ゆりかご幼稚園 ゆりかごプレスクール(川崎市宮前区)

ゆりかごプレスクールならではの取り組みがあると伺いました。

指に絵具を直接つけて行うお絵描き、粉からこねて作る小麦粘土、野菜を輪切りにして行うスタンプ、みんなで一緒にする手遊びや体操など、家庭ではあまりできない遊びが中心です。

近隣の公園で思い切り体を動かす時間もあります。

さらに、カードに書かれた数字を指で答えたり、遊びや制作の時間を通して色や物、動物の名前を覚えたりと、自然な形で文字、数、言葉に親しんでいきます。専任講師によるリトミックは、子供たちが大好きな時間。音楽に合わせて動物になったり、雲になったり。子供たちの笑顔が絶えません。

また、親子一緒の前期には、荒井園長のライフワークでもある知育教育「ピアジェ」を、2歳児向けの教材を使ってチャレンジするところも特長です。翌春に入園してからも行われるこのピアジェ教育は、空間認知や仲間分けなどを遊びを通して学び、柔軟な思考力を育てます。


▲健爽学園ゆりかご幼稚園 ゆりかごプレスクール(川崎市宮前区)

知育教育「ピアジェ」とは、どんなものですか?

楽しいイラストが描かれた大きな台紙に、シーンにあったシールを貼ったり剥がしたりするものです。
例えば、「お片付けできるかな」というテーマでは、空っぽのおもちゃ箱のイラストに、いろんなおもちゃのシールを入れていきます。おもちゃ箱より大きいものは入らないことや、工夫するとたくさん入れられることなどを考えることで、大きさ、形、角度などを認識していきます。また、おもちゃ箱は、おもちゃをたくさん入れることで空いているスペースが狭くなり、再び出すことでまた広くなるという発見につながり、空間認知能力を高めます。
ピアジェ教育の前には関連する遊びを行うことも特長です。「お片付けできるかな」は、床に色テープを貼って作ったお家のスペースに出たり入ったりすることで、空間を体感した後教材を用いることで、頭の中が整理できます。この遊びは、ご家庭でも簡単にできるものですから、いろいろなシーンを親子で工夫して、ピアジェ教育を生かしてほしいですね。


▲健爽学園ゆりかご幼稚園 ゆりかごプレスクール(川崎市宮前区)

お話を伺ったのは

鈴木結花先生
江越茶月先生

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