2歳児期の子どもの喜びを保護者とともに見守るカンガルークラス<東洋英和女学院大学付属かえで幼稚園(横浜市青葉区)>

「カンガルークラス」を「プレ保育」とは考えていないと伺いました。

2024年度よりカンガルークラスは満2歳のお誕生日を迎えたお子さんが入れるようになりましたが、

私たちは「カンガルークラス」を幼稚園に入る前の練習とは捉えていません。子どもにとっては2歳児期という二度とない時期を安心して幸せに過ごす場であり、保護者にとっては子どもの成長の道筋を保育者や他の子どもの親と分かち合い、子育ての喜びをためていく場です。

子育ては幸せなわざで、大きな社会貢献です。とはいえ、子育てに追われる日々には社会から取り残されたような不安を感じることもあるでしょう。私たちはその思いを知りつつ、子育てには深い喜びや意味があることを確認し、子育てをめぐる周りの人との関わりが嬉しいことを、繰り返し一緒に感じ合っています。

▲東洋英和女学院大学付属 かえで幼稚園 2歳児親子クラス「カンガルークラス」(横浜市青葉区)

親子が離れて過ごす時はありますか。

カンガルークラスは家庭から続く社会の小さな入り口です。

子どもは信頼する大人のまなざしの中で行きつ戻りつしながら一歩ずつ踏み出していきます。ですから、同じ空間に親子が居ることを大事にしています。親から離れ遊び出した子どもが振り返った時に安心できるよう、親はすぐ近くで手仕事をします。

子どもは一人ひとりが違い、それぞれの個性や思い、リズムがあります。焦らず比べず、保育者と保護者がその子どもの2歳児としての時を創り出しながら一緒に楽しみ、支えていきます。

▲東洋英和女学院大学付属 かえで幼稚園 2歳児親子クラス「カンガルークラス」(横浜市青葉区)

保護者との信頼関係を結ぶことも大切にしているとお伺いしました。

カンガルークラスは保育者2~3名で受け持ちます。全員が有資格者であり、多くがかえで幼稚園で子育てをしてきました。

ですから保護者の喜びも悩みもよく理解することができます。カンガルークラスは、保護者と保育者との関わりを丁寧にもち、信頼関係を築いていく場でありたいと思っています。

日常の関わりに加え、子どもが遊んでいる間、保護者5~6人でお茶をいただきながらおしゃべりをするティータイムを期に1回もちます。保育者もなかまに入れていただき、子育てのことや入園に向けてのことをお話しする大切な時間にもなっています。

私たちは、園が子どもも大人も安心して居られる場所の一つとなることを願っています。

▲東洋英和女学院大学付属 かえで幼稚園 2歳児親子クラス「カンガルークラス」(横浜市青葉区)

お話を伺ったのは

左から 奥村真知子先生 大漉知子先生 宮下信子先生