親子一緒にスタートし、11月頃からママは別室に。有馬白百合幼稚園の未就園児クラス

「どんぐりっこ」はどのような活動をしているのですか?

火曜と木曜のクラスがあり、月1~3回、年間スケジュールを組んで実施しています。2019年度は年21回開催しました。

親子で登園したら、おもちゃや絵本、おままごとなど自由遊びの時間です。5月のスタート時にはママから離れられない子や一人で遊ぶ子が多いのですが、次第におもちゃの貸し借りができるようになり、お友達と一緒に遊ぶ子が増えていきます。

手遊び、歌、リズムダンスなどをテンポよく進める時間と、七夕やクリスマスといった季節ごとの制作など集中して取り組む時間も設けています。有馬白百合幼稚園までは徒歩2~3分なので天気の良い日は園庭に出かけて遊ぶこともあります。ミカン狩りや幼稚園見学などのイベントもあり、幼稚園の運動会ではかけっこに参加します。


▲有馬白百合幼稚園2歳児親子教室「どんぐりっこ」(川崎市宮前区)

先生と保護者みんなで子供たちの成長を見守ることがモットーと伺いました。

「どんぐりっこ」は親子一緒でスタートします。11月くらいから徐々に子供だけの時間も増やしていきますが、その際も教室をパーテーションで仕切り、保護者には隣のスペースにいていただきます。

自分の子供だけでなくほかの子の成長も一緒に感じ喜べるという親子教室の良さを感じていただけると思います。また、保護者同士の情報交換の場にもなっています。お家と集団の中での子供の様子は違うことが多く、いつもは見せない姿や会話が出てくるので、それを見ていただくことも大事だと考え、基本的には親子で一緒、様子を見ながら少し離れるという流れです。


▲有馬白百合幼稚園2歳児親子教室「どんぐりっこ」(川崎市宮前区)

子供たちの自主性をとても大切にしていると伺いました。

幼稚園入園までに、困ったことがあればきちんと自分から発信できる子になってほしいと考えています。そのために必要なのは、自ら考え、それを発信する力です。

そのために、例えば「グーチョキパーで何作ろう」の手遊びをするときも、定番のカニさんやクマさんのジェスチャーをしたあと、「今日は何をつくる?」と子供たちに問いかけ、「お化け!」「怪獣!」などのリクエストが出たら、そのジェスチャーも自分たちで考えます。

自分の声が私たちや周りのお友達に届くことがうれしいことだと知ることが大切です。ただ、子供たちは一人一人エンジンのかかり具合が違うので、無理強いはしません。5月から3月までの間のどこかで、どの子もグンと成長する時期が来ます。焦らずゆっくり、親子で安心して楽しい時間を過ごしてほしいと願っています。


▲有馬白百合幼稚園2歳児親子教室「どんぐりっこ」(川崎市宮前区)

お話を伺ったのは

教務主任
大野真琴先生

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