幼稚園と、どんぐりはうすで人と環境、心を大切にする教育を

子どもたちが初めて教育に触れる場である幼稚園で、私たちが大切にしているのは「人」と「環境」です。

子どもたちひとりひとりの良さを伸ばす教職員と、優しさと個性が光るお友達と一緒に、のびのびと存分に遊ぶことで、ルールや約束を守ることの大切さ、そして自分の考えをしっかり持ちながらも他の人の意見も尊重する、という社会性を学んでいきます。

▲有馬白百合幼稚園(川崎市宮前区)

子どもたちの創造性や自立心を育てる園舎は、大きな窓や天窓から、四季折々の自然、優しい陽の光、そして雨上がりの虹をみることができます。

緑豊かで広い園庭では、学年を越えて仲良く手を取り合う子どもたちの姿が毎日見られ、広々とした砂場ではすばらしい作品が生まれ、そして「しらゆり水族館」という大きな水槽には魚たちが泳ぎます。

こうした日常が、子どもたちの想像力を刺激し、豊かな原体験としていつまでも心に残ることを願っています。

また当園では、興味・関心・感激・感動・感謝を「心の五感」と名付け、「心の教育」をとても大切にしています。

例えば、ポニーやウサギと触れ合う移動動物園では、動物への興味や関心、そして命の大切さを、園の畑で作物を育て収穫することで食べ物や作り手への感謝の心を育てます。

例を挙げればきりがありませんが、こうした毎日の感動が自発的な向上心につながり、やがては将来の夢へと発展していきます。

幼児教育環境の充実のため、2018年度より4年幼児教育をスタートさせ、さらに、障がいのある子も楽しく園生活が送れるよう、スロープの設置や教室のバリアフリー化、園全体で見守る体制を作るなど、統合教育にも取り組んでいます。

▲ 自分の心と向き合う貴重な時間、有馬白百合の伝統「おすわり会」(有馬白百合幼稚園 川崎市宮前区)

地域とのつながりも大切です。園の向かいに地域一体型子育て支援施設「どんぐりはうす」を作りました。園・保護者・地域が一体となって子どもたちの成長を見守ることがとても大切だからです。

子どもたちは宝物です。これからも手をかけ、目をかけ、話しかけ、語りかけ、子どもたちが豊かに育つよう、愛情深く見守っていきます。

お話を伺った人

有馬白百合幼稚園 川崎市宮前区 幼稚園

園長 持田 進吾 先生

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