幼児期は、人間の土台をつくる大切な時期です。都田幼稚園では、自然を感じながら楽しく、たくましく遊ぶことで、興味や意欲、個性、そして思いやりのある子どもを育てることがモットーです。
2020年度、新園舎が完成しました。テーマは「自然」。子どもたちが学び、遊ぶ、最良の場所です。教室の柱は屋久島の地杉を使用し、天井の格子状の梁は枝をイメージしました。天窓からは陽の光が、そして窓からは園庭の牡丹桜が絵画のように見えます。窓を開けると心地よい風が園舎内をめぐり、体にも環境にも良い設計です。
また、教室をつなぐアスレチックや、間仕切りがとれる教室など、遊びの天才である子どもたちにかかれば、思いもよらない発想が生まれ、さらに楽しい遊び場へと進化するでしょう。
自然豊かで広々とした外遊びの場も自慢です。3つの「園庭」のほかに、600坪の「トトロの森」、野菜の栽培も行う「自然観察公園」があり、走り回ったり、探検したり、虫とりや花摘みができます。
この広い敷地ですから、コロナ禍の2020年度も、密にならず、子どもたちに窮屈な思いをさせることもありませんでした。同時に、子どもたちが安全に過ごせることを第一に考えていますから、先生たちが絶えず園児たちを見守るのはもちろん、50台の防犯カメラを設置し、セキュリティ対策も万全です。
遊びと共に、楽しみながら学ぶことも大切にしており、専門講師による活動が充実しています。正課保育のうち、運動会で鼓笛を披露する「音楽」や、運動能力を育てる「体育」、ECC講師とともに楽しむ「英会話」、そして自由な発想力を伸ばす「絵画」はすべて専門の講師が指導し、子どもたちの個性を育むきっかけにもなります。
このほか、翌春からの年少入園を考える未就園児のための「つだっこランド」(週1回)や、未就園児の親子のために保育室や園庭を開放する「ぴよぴよランド」など、地域の子育て支援にも力を入れています。
お話
都田幼稚園 園長
中山 賢一 先生