「モンテッソーリ教育」に興味はあるけれど、どんな内容なのか知りたい、というママ、パパは多いのではないでしょうか。そこで1歳半から通園が可能なICEモンテッソーリこどものいえを取材し、詳しくお話を伺いました。
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子どもの自主性を尊重し
傍らで見守りガイドする
モンテッソーリ教育はイタリアの女医「マリア・モンテッソーリ」が考案した教育法で、責任感と思いやりをもった自立的な人間、一生を通じて学び続ける姿勢をもった人間を育てることを目的としています。
大人が一方的に教え込むのではなく、子どもが自分で考え、自分で活動に取り組み、達成することで「自ら伸びる力」を育んでいきます。
モンテッソーリの環境では、「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「数教育」「文化教育」という5分野の教育プログラムが発達段階ごとに用意され、子どもたちは興味や関心のある活動を自分で選んで取り組みます。たとえば「ボタンをかける」「花を活ける」など生活に関連したものもたくさんあります。
用具は子どもサイズであり本物で美しく、子どもたちの興味を促すよう工夫されたものばかり。子どもたちは活動を繰り返すことで集中し、「自分でできた」という自信や達成感を積み重ねていきます。
私たち保育者は傍らで見守り、初めて出会う活動のやり方を示したり、困ったり迷ったりしているときは自分で進められるようにガイドする役割。決して無理強いや、やり方すべてを数えることはせずに、水がこぼれてしまったら自分で拭ける雑巾を用意するなど自立して活動ができるよう環境を整えます。「今、何に興味を示し、何を成長させようとしているのか」、子どもを理解しサポートしています。
1歳から始められる、モンテッソーリ教育
ICEモンテッソーリこどものいえは、週5日、最長10時間をモンテッソーリ教育で過ごすことのできる、全日制幼児園です。ICEの「モンテッソーリ教育」は、約40年前にICE幼児教室でスタートしました。「自己肯定感」「知的好奇心」「基本的生活習慣」を身につけ、「伸びる子に育てる」という理念は、こどものいえも共通です。
晴れた日には近くの公園で元気に走り、かくれんぼや鉄棒、縄跳びをして思いっきり体を動かすことを楽しみます。公園まで向かうときにはプライマリーコミュニティクラス(3歳頃〜未就学)のお兄さん、お姉さんがインファントコミュニティクラス(1歳半〜3歳頃)のお友だちの手をつなぎやさしく見守ってくれます。
こどものいえの生活の中では異年齢で過ごす時間も大切にし、社会性や思いやりの心、生きる力を育みます。
1歳からのインファントコミュニティクラスは、生まれて初めて親と離れる子も多いですが、子ども同士、助け合いながら生活をし、小さなコミュニティのなかで「自分でできた」をたくさん経験していきます。
保育者はベテランぞろい。家庭とのコミュニケーションを密に取りながら、一人一人の成長を見守ります。
3歳からはプライマリーコミュニティクラスへ。図鑑や絵カードを見ながら世界の国旗を描く子、数の教具「数の棒と数字のカード」や「ビーズと数字カード」を使って数字、数詞、量の関係を目で見て、触ってと体を使って感じながら理解を深める子など、それぞれがやりたい活動に取り組みます。
なかなか針に糸を通すことができない年少さんに、「糸の先を斜めに切るといいよ」と年長さんがアドバイスするなど、子ども同士が助け合い、教え合うシーンも日常的。社会性の育ちと共にやさしや感謝の気持ちも育ちます。毎日、多くの時間をモンテッソーリ教育で過ごすことで、教育効果が最大限に引き出されていきます。
モンテッソーリの教具についてもっと知りたい方は、本誌掲載記事で続きをご覧ください。↓
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