子どもは生まれながらにして、「学びたい」という意欲をもっているといいます。その意欲を伸ばすために、チャイルド・アイズではどんな取り組みを行っているのか、ビタミンママが取材。チャイルド・アイズに長年携ってきた、茶谷倫子さんと青木美和さんにお話を伺い、Q&A形式で答えていただきました。今回は、その前編をお送りします。
掲載されている、ビタミンママ本Vol.98「わが子の将来を左右する幼児期の過ごし方」の詳細は
コチラ▶︎
茶谷さんと青木さんに聞きました!
チャイルド・アイズ9つのQ&A|Q1〜Q5
Q:チャイルド・アイズって何ですか?
A:23年前に誕生した知育教室です。
チャイルド・アイズは、個別指導の学習塾から学童、スポーツ教室まで、国内外2,200の教室を展開する、やる気スイッチグループが運営する幼児教室です。
小学1年生から高校3年生までの生徒を指導する個別指導塾スクールIEでの30年以上の実績と経験から、子どもは小学3年生ぐらいで、学習への意欲や学力に大きな違いが生じることがわかりました。
子どもは本来、「考えたい」「学びたい」という気持ちをもって生まれてきます。しかしこの差が生じてしまうのは、私たちの調査の結果、幼児期をどう過ごしたか、どんな言葉をかけられていたか、ということに起因することがわかりました。
そこで2歳から7歳までの幼児期の教育に焦点を当てたのが、チャイルド・アイズです。
Q:なぜ思考力・表現力・読解力が大切なの?
A:必ず将来、求められる力だからです。
新学習指導要領を見ると、小中高生の「思考力・判断力・表現力」が重視されていることがわかります。教育の現場でも、偏差値に偏重した教育から、「生きるための力」を育成することに重きが置かれるようになっています。
例えば小学校受験においても、自ら考える力を求めるような問題が非常に増えています。受験に限らず、この3つの力を備えたお子さんは小学校に入ってから伸びていき、中高、大学、そして社会で活躍できる力につながるのです。
私たちチャイルド・アイズは2001年の創設以来、知識教育ではなく思考力を養う教育を行ってきました。私たちはこの分野のパイオニアであると自負しています。
Q:アウトプットを重要視しているそうですね。
A:理解を深め、自分の思いを伝えるためです。
今までの教育は詰め込み型が一般的でした。しかしチャイルド・アイズでは、アウトプットを重視しています。
子どもが自分で考えた答えを、自分なりの言葉でどう説明するか。答えは子どもによって異なることもあり、それが正しいかどうかではなく、思考して表現することのほうが大切なのです。
ですから私たちは「よくできました」ではなく、「よく考えたね」「その発想はすごいね」という言葉をかけます。間違ってもいいから、人にきちんと思いを伝える。そんな気持ちを伸ばしてあげたいと思っています。
Q:なぜ対象年齢は1歳半からなの?
A:双方向のコミュニケーションが大切だからです。
私たちのレッスンはアウトプット、つまり双方向のコミュニケーションを大切にしています。
こちらが問いかけたことに対して、お子さんから答えを返してほしい。そんなコミュニケーションを取れるのが、1歳半頃からなのです。
与えるだけでなく、引き出してあげたい。そんな思いのもとで、レッスンを行っています。
Q:レッスンの特長を教えてください。
A:初見を大切にしています。
考える力を伸ばしたいので、その日に使う教材は、レッスンまで見せないようにしてほしい、と親御さんにお願いしています。初めて出会うものに、子どもがどう考えるか。そこが重要だからです。
子どもたちは「今日は何をするんだろう」「何が出てくるんだろう」とワクワクしています。でも、はやる気持ちを抑えて、まずは先生の説明にしっかり耳を傾けています。
掲載されている、ビタミンママVol98.『デキる脳を育てる本』0〜5歳の脳活 発売中!
後編Q&Aはコチラ▶︎