不調なのは、なんでも更年期のせい?!<やすこレディースクリニック:センター南>

更年期、閉経… 何か大変なことが起こるイメージばかり膨らんでいませんか。
ちまたの情報に惑わされないよう正しい知識を持つことが大切だと「やすこレディースクリニック」の林先生は言います。

お話 やすこレディースクリニック 院長 林康子先生

知識不足からくる
更年期の不安と誤解

最近、「私は更年期だからイライラするんです。何とかしてください」と、ご自分の不調を更年期のせいと決めつけて来院される患者さんが多く見られます。そもそも更年期とは閉経前後の5年ずつを指す「期間」のことで、決して体調が悪くなるということではありません。

また、そのような方に限って「女性ホルモンが…」と何でもホルモンのせいにしがちなのですが、ホルモンは脳がつかさどるものであり、むしろ脳のコンディションに問題がある場合が多いのです。

確かに、更年期には女性ホルモンの分泌が減ることにより、骨粗しょう症や子宮体がんにかかるリスクが高まることはあります。しかし、すべての人に問題が起こるわけではありません。むしろ、特に生理が重かった人の中には、これまで煩わしかった生理がなくなるので、閉経が楽しみで仕方ないという方もいらっしゃいます。

自分の体と上手に付き合い
病気にならない配慮を

ですから、更年期だからと言って身構えたり、過度に恐れたりする必要はありません。
閉経はただの「通過点」。この前後の更年期とよばれる時期を、自分の体と上手に付き合って過ごしていけばいいのです。それは薬を使わないと乗り越えられないものではないし、もちろん使ってもいい。自分が選択していいのです。

大事なことは、きちんと自分の体と向き合って、どういう状態かをよく知ること。そして、病気にならないように努めていくことです。私はそのアドバイザーとして、みなさんの望む生き方のお手伝いができたらと思っています。

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