A.原因は筋肉や神経の炎症や異常などさまざま。まずは内科にいきましょう。
腰痛は大きく分けて2つの原因が考えられます。ひとつは腰椎や腰まわりの神経や筋肉の、炎症や異常によるもの。もうひとつは内臓の疾患によるものです。
このほか、生活習慣や強いストレスなど心理的な要因で痛みが起こることもあります。何科に行けばいいのか分からない場合や、腰痛以外の症状も併発している場合は、まず内科を受診してください。
当院では、症状や状態に応じて尿検査や採血検査、超音波検査、レントゲン検査などを行い、その結果ほかの科で治療が必要な場合はすぐに連携し、ご紹介します。
内臓からくる腰痛で疑われるさまざまな疾患。腎結石は女性にも!?
腰痛の原因が内臓の場合、消化管系、腎臓系のほか、婦人科系の病気の疑いがあります。
食生活や生活様式の欧米化から増加傾向にある「腎結石」もそのひとつ。男性の病気と考えられがちですが、女性がかかることもあり、肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症の方は発症しやすい傾向にあります。
女性で最も多いのは、子宮や卵巣の病気による痛みで、子宮内膜症や子宮がん、卵巣のう腫などがあげられます。また、40~50歳代は、更年期による女性ホルモンのバランスの乱れに起因するというケースもあります。
痛みの状態を医師にしっかり伝えることが適切な治療につながります。
痛みの原因を探り、的確な治療を受けるには、医師に自分の痛みの状態をうまく伝えることが大切です。また、以下を参考に、腰痛以外の体の状態もできるだけ詳しく伝えることで、原因をより特定しやすくなります。
1.いつから、2.どこが、3.痛みのレベル(一番強い痛みを10とすると、今はどれくらいのレベルか)、4.どんな痛みなのか(きゅーっと痛い、しくしく痛いなど)、5.どんなときに、6.その他の症状、7.日常生活への影響(痛くて眠れない、痛くて食欲がない)などをメモして受診するのも良いでしょう。
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