川崎市宮前区にある宮前平トレイン耳鼻咽喉科。院長の伊東先生に、治療内容や病院の想いなど伺いました。
地域の皆さんに信頼される必要不可欠の耳鼻咽喉科
待合室の窓から鉄橋を通過する電車が見えて迫力満点！院内にも電車のポスターを貼るなど、子どもたちが通いやすい環境づくりを心がけています。
「あってよかった、なくては困る」と思われるクリニックを目指しているという院長の伊東祐永先生。耳鼻咽喉科全般はもちろん、アレルギーや睡眠時無呼吸症候群、漢方、補聴器外来など幅広く対応しています。
近年、アレルギー性鼻炎に悩む子どもが激増している、と伊東先生。原因を採血で調べるとハウスダストに含まれるダニの死骸とフン、スギ花粉であることがとても多いとのこと。全国調査によると、スギ花粉症の5〜9歳の有病率は1998年に7.5%だったのが、2020年には30.1%と20年余りで4倍に激増しています。そんなダニアレルギーやスギ花粉症に悩む方に伊東先生がおすすめしているのが「舌下免疫療法」です。「毎日1回、アレルギーの原因となる物質を少しずつ体に入れて慣らすことで、体質を変え、根治を目指します。治療期間が3〜5年かかりますので、できれば小学校低学年のうちに始め、中高生になったら、アレルギーを気にせず、勉強や部活などを思い切り楽しめるようになってほしいですね」
（左）診察室の大きなモニターに耳の中の状態などを映し出します。
（右）診察を頑張ったご褒美はガチャポン！こちらも子どもたちに好評です
新たに導入したウェブ問診は双方にとってメリット多数
宮前平トレイン耳鼻咽喉科では、2022年8月よりウェブ問診を開始しました。「来院後に問診を記入する時間を減らし、待ち時間や院内滞在時間の短縮を目的に導入しましたが、思っていた以上に良いツールです。来院する症状について、カスタマイズされた質問がなされますので、診断に役立つ情報を漏らさず書いていただけます。それでいて、入力は意外と時間はかかりません。来院前の問診ですので、ゆっくり落ち着いて記載でき、書き忘れが少ないという利点も。診察室に入る前から、スタッフや医師は症状を詳しく知ることができ、限られた診察時間でも今まで以上に深い診療ができ、患者さんにもスタッフにもメリット多数です」と伊東先生。
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お話を伺ったのは
宮前平トレイン耳鼻咽喉科 院長 伊東 佑永先生
金沢大学医学部卒業。日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医。金沢大学医学部附属病院、
氷見市民病院、市立輪島病院、福井県済生会病院などの勤務を経て現職。
