【教えてドクター】Q.銀歯が取れてしまいました。持参すればつけ直してもらえるのでしょうか。

A.お口の中の状態を見て、そのまま使えるか判断します。

とれた詰め物に問題がなく、その歯にも虫歯がない場合は、つけ直すことができます。

しかし、虫歯や欠けがあったり、詰め物に欠けや変形が見つかったりした場合は、そのまま使うことはできず、治療したうえで作り直すことになります。その際、削り取った部分や歯の欠けが小さければ、保険の範囲内で白い詰め物にすることができる可能性もあります。

詰め物がとれたまま放っておくと、虫歯が進行してしまったり、歯が割れたり欠けたりしてしまうこともありますので、早めに歯科を受診してください。

歯をできるだけ削らずCRを詰めて修復する、MI治療のススメ

当院では歯をできるだけ削らない、歯をなるべく抜かない、MI治療を積極的に行っています。

例えば小さな虫歯の場合、虫歯だけを削り、削り取った部分にコンポジットレジン(以下CR)を詰めて修復します。CRは金属の詰め物に比べて削る範囲が少なく済むほか、その日のうちに治療が終わる、白色で目立ちにくい、といったメリットも。

また、前歯や小臼歯の欠損には、一般的な「ブリッジ」に比べて健全な歯の処置を最小限に抑えらる「ダイレクトブリッジ」を取り入れています。

体と口の健康を守るため「朝起きてすぐ歯磨き」を習慣化しましょう

自分の歯を守るには、「毎日の歯磨き」が大切です。歯磨きの目的は歯の間に詰まった食べ物をとること、そして一番は、口内で繁殖した菌をとることです。あるデータによると、就寝中は唾液の分泌が低下してしまうため、朝起きてすぐのお口には、なんと、うんち10gに相当するばい菌がいるそうです。

もし歯磨きをせずに朝食を食べると、これらのばい菌も一緒に胃の中に入っていくことに。朝昼晩の食後の歯磨きに、朝起きてすぐの歯磨きを習慣化して、体とお口の健康を守りましょう。

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お話を伺ったのは

井上歯科クリニック 院長・井上 俊弘先生

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