横浜市青葉区にある心療内科の陽だまりクリニック美しが丘。理事長の西山先生に、治療内容や病院の想いなど伺いました。
心と体のつながりへの興味 から
会社員を辞めて医療 の道に転身
京都大学を卒業後、一度は就職しましたが、「意識がどのように体に伝播し、体をコントロールするのか」「ストレスと健康の関係」などを探求したいとの思いを抱き、札幌医科大学に進学し、卒業後は東京大学、東海大学で研鑽を重ね、精神科医になったという経歴をもつ、理事長の西山晃好先生。
本院である野口クリニック(宮前区鷺沼)の患者さんが多くなり、対応しきれなくなったことと、子どもも診てほしいという地域の声に応え、2021年に陽だまりクリニック美しが丘を開院しました。
白い壁とところどころ木材を使った明るい院内には診察室とカウンセリングルームをそれぞれ2室ずつ完備しており、どちらも広々とした空間で、西山先生の「目の前の患者に集中し、一人一人をしっかりと診たい」という想いが溢れています。
子どもから大人まで対応
些細な不安もまずは相談を
子どもの患者さんで多いのは、思うようにならなくて乱暴をしたり、不登校になったり。また子どもの強迫性障害もあるそう。
これらは子どもからのSOSである場合も多く、その原因となるものには、家庭内の環境や学校での友人関係など、本人を取り巻くさまざまな環境に問題が起きている可能性も。
来院する患者さんの心の中で何が起きているかの気づきを得て、必要な修正や成長を促すカウンセリングをはじめ、自分の気持ちや内面をうまく言葉で表現できない子どもにはプレイセラピー(プレイルームで遊びを通して自分の思いを表現できるようにする治療法。基本1回50分の予約制)を取り入れるなど、一人一人に合わせた治療を行います。
「お子さまの普段の行動に少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。また大人でも、何かしらの自覚症状が感じられる場合は早めにご相談ください。『こんなことで行っていいの?』と思うようなことでも。一人で抱え込まないことが大切です」と呼びかけています。
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お話を伺ったのは
陽だまりクリニック美しが丘 理事長 西山 晃好先生
京都大学大学院工学研究科卒業後、大手電気メーカーに就職。その後札幌医科大学を卒業。東京大学医学部心療内科、東海大学医学部精神科学教室への入局などを経て、2018 年野口クリニック院長・理事長に就任、2021 年陽だまりクリニック美しが丘を開院。