うつ病は「心の風邪」のようなもの

うつ病は「心の風邪」!
症状や性格に合った治療法で
心の健康を取り戻す

院長 加藤 邦夫 先生(もりの緑メンタルクリニック:青葉区新石川)
▲院長 加藤 邦夫 先生 もりの緑メンタルクリニック(青葉区新石川)

 もりの緑メンタルクリニックには、職場のストレスで出社困難になった会社員や不登校になった学生、最近の出来事がなかなか思い出せない方など、さまざまな症状を抱える患者さんが来院しますが、うつ病が全体の5割、不安障害(パニック障害)が全体の3割ほどを占めます。うつ病とは検査などで明確に診断できる疾患ではありませんが、症状としては気分が沈む、何事にも楽しめない、眠れないなどが挙げられ、苦しい状態が2週間以上続いた場合、うつ病の可能性があります。原因はストレス、性格的な要因、遺伝などさまざまです。子育て中の女性の場合は、子供のしつけや教育、家族関係の悩みから発症することが多い傾向にあるそうです。「うつ病は『心の風邪』のようなものです。長い人生の通過点だと思って落ち込まないようにしてほしいですね」。治療は薬物療法が中心ですが、薬だけでは改善されない場合は、考え方や行動などを少しずつ変えていく認知行動療法、あるいは脳に刺激を与えて低下した機能を改善する経頭蓋脳磁気刺激装置による治療を行います。

大きな窓からやわらかい自然光が差し込む待合室にはクラシックギターが奏でるメロディーが流れています(もりの緑メンタルクリニック:青葉区新石川)
▲大きな窓からやわらかい自然光が差し込む待合室にはクラシックギターが奏でるメロディーが流れています(もりの緑メンタルクリニック:青葉区新石川)

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