【教えてドクター】子どものアトピー性皮膚炎で注意すべきこと

診察やクリニックへのこだわりを教えてください。

「赤ちゃんからお年寄りまで、気軽に受診、健康相談のできるクリニック」をモットーに、待合室は内科、小児科、風邪症状がない方用でそれぞれに設け、院内はベビーカーのまま直接診察室に入れるようになっています。

診察は、院長で内科を担当する夫の彰男先生とともに、私は小児科全般に加え、喘息やアレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の治療、自宅でのケア等の指導も行っています。

また、子どもの発熱には稀ではありますが、重篤な病が隠れている場合もあります。患部だけでなく全身をくまなく診察し、些細な異変も見逃さないことを心がけています。

読者から質問です。


2歳の娘がアトピー性皮膚炎と診断されました。日々どんなことに気をつければいいでしょうか?

肌のバリア機能が低下しています。原因物質には注意を!

アトピー性皮膚炎は痒みのある湿疹が悪化と改善の症状を慢性的に繰り返します。慢性化の目安は、1歳未満の場合は2カ月以上、1歳以上ならば6カ月以上続く場合を指します。

外的な刺激から皮膚を守るバリア機能が低下しているため、ダニ、ハウスダスト、ペット、カビなどを取り除くことが大切です。治療には、塗り薬や飲み薬が効果的です。

塗り薬にはステロイドが配合されているものもあるため、副作用に不安を感じる方もいるかと思いますが、使用量と使用頻度を守れば安全かつ有効な薬です。定期的な診察で医師と連携をとることで、効果を最大限に発揮できる薬の量を見極め、使用期間を少なくすることができます。

症状のないお子さんにも必須!きちんと洗浄、しっかり保湿

近年、荒れたりトラブルがあったりする状態のバリア機能が低下した皮膚に、食べかすやハウスダストなどのアレルギーの原因になる物質が入り込み、アレルギー症状を引き起こすとことがわかってきました。

そこで当院では特にスキンケアの啓発に力を入れています。しっかり泡立てた石鹸で揉むように洗ってからよくすすぎ、念入りに保湿しましょう。乳幼児検診ではスキンケアの重要性を説明し、実際にどのようにケアすれば良いかの講習会も行っています。

これは症状のないお子さんにも大切なことで、アレルギーの予防にもなると考えられます。塗り薬の効果的な使い方もお伝えしていますので、お気軽にご相談ください。

(2020年1月取材)

お話を伺ったのは

しろくま内科小児科クリニック
副院長 檜佐香織先生

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