豊富な経験に基づき視診と問診でどんな病も見逃さない

佐久間耳鼻咽喉科 川崎市宮前区 鉄道模型 聖マリアンナ医科大学病院

▲佐久間耳鼻咽喉科クリニック(川崎市宮前区)

2021年で開院20年。地域に欠かせない存在です。

あっという間の20年でした。開院時に来ていた赤ちゃんが成人だと思うと感慨深いです。この20年、地域のかかりつけ医として多くの患者さんに信頼していただいているのは、本当にうれしい限りです。一貫しているのは、患者さんと同じ目線で話すという診療スタイルです。

一方、大きく変わったものもあります。例えば、患部を映し出すモニターはずいぶん進化しました。患者さんが自身の患部を確認し、病気を視覚的に理解できる機会が増えたので、「治そう」という気持ちになり、さらに治療で「前回より良くなった」というモチベーションにもつながります。患者さんと共に、同じ方向を向いて病気を治そうと思える信頼関係が強化できたのは、長年の蓄積に加えて、医療技術の進歩もあります。

診療で大切にされていることの一つが、「医師としての第6感」だそうですね。

佐久間耳鼻咽喉科 川崎市宮前区 鉄道模型 聖マリアンナ医科大学病院

▲先生の趣味でもある鉄道模型が院内のいたるところに飾られています|佐久間耳鼻咽喉科クリニック(川崎市宮前区)

 数多くの症例を見てきましたからね。第6感というか、これまでの経験値の積み重ねで、視診と問診でおおよその検討はつきます。例えば、喉からの出血や、なかなか治らない口内炎など、ふとした相談に違和感を感じたことがありました。すぐに母校でもあり、日頃から連携をとっている聖マリアンナ医科大学病院に紹介状を書いて、精密な検査、複数科の受診を促したところ、下咽頭がんや舌がんの早期発見につながったことなど、たくさんの事例があります。私に相談していただいたことで、大事に至らなかったことは、地域医として誇りですし、もっと努力したいと感じます。

「こんなことで医者に相談なんて、大げさ?」などと思わず、少しでも違和感があったら、受診してほしいですね。

お話

佐久間耳鼻咽喉科 川崎市宮前区 鉄道模型 聖マリアンナ医科大学病院

佐久間耳鼻咽喉科クリニック 院長 佐久間 惇 先生

聖マリアンナ医科大学医学部卒業。同大学院博士課程修了。日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医。京浜総合病院勤務、聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科医長などを経て2001年より現職。

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