▲ひらの歯科クリニック(川崎市中原区)
院内には「親子予防歯科」に関する資料の掲示がたくさんあります。
虫歯は治療より予防を考える時代。そのためには口内環境を整えることが大切です。親子は食生活や生活習慣がほぼ同じですから、口内環境も似るのは当然。一緒に環境を整え、予防を徹底する大切さを知ってほしいですね。
当院では、お子さんの初診の際、保護者の方も一緒に唾液検査をしていただき、それぞれの「予防ファイル」を作ります。唾液検査で虫歯や歯周病などのリスクを調べ、個々に合わせた改善プログラムを提案します。これを継続することで改善されるので、親子で楽しく続ける人が多いですね。
▲「予防ファイル」ひらの歯科クリニック(川崎市中原区)
このファイルに日常の食事や習慣などを書き込んでいただければ、当院の管理栄養士が適切なアドバイスも行います。さらに、当院には矯正歯科専門医もいるので、歯並びが悪くなる傾向が認められたら早めにマウスピースを使うなど、将来的なに大掛かりな矯正を回避するような提案もします。
また、「マタニティ歯科(マイナス1歳からの予防)」は、口内環境の悪化が低体重児と密接な関係があるという学会報告がある中、産婦人科医と連携して安全なお産と、生まれてきた赤ちゃんの口内環境を守ります。
クリニック全体が楽しい雰囲気です。
▲ひらの歯科クリニック(川崎市中原区)
ママが診察を受けている間の託児サービス、診療台から見えるキッズスペースなど、私自身が欲しいサービスを形にしました。週に1回のリトミック教室は、歯ブラシをもって歯磨きのコツを歌や手遊びで学ぶので、歯磨きが楽しくなると好評です。今後も、保育士や幼稚園教諭資格を持つスタッフのアイデアも生かしながら、もっと楽しくしていきます。
「子ども歯並びトレーニング教室」が好評です。
▲「子ども歯並びトレーニング教室」ひらの歯科クリニック(川崎市中原区)
分室ともいえる「子ども歯並びトレーニング教室」は、姿勢・呼吸・舌・歯並びには密接な関係があるという考えのもと、「体軸ファシリテーター」という資格を持つスタッフが、3歳からの子どもを対象に、さまざまなメニューを指導しています。
お子さんの姿勢が悪いと注意しますが、口呼吸や舌の位置、歯並びはわからないという親御さんの声に応えます。たとえばよく耳にする「ポカン口」は、口呼吸で虫歯になるリスクが高まるだけでなく、脳に新鮮な酸素を送りにくくなるので、記憶力や集中力にも影響します。歯の健康だけでなく、体軸や姿勢を整え、体全体の健全な成長をフォローしますので、お気軽にご相談ください。
お話
ひらの歯科クリニック 院長 平野 由香 先生
掲載記事がある 幼稚園号 ビタミンママ Vol.89 ご購入↑