女性にとって人生の一大イベントである「出産」。妊娠が分かったときの喜び、お腹の中で日々大きくなる我が子の愛おしさ、出産はつらかったけどやっぱり自分の子供は世界一かわいい!というのが本音です。今日は、幼稚園ママにお集まりいただき、みなさんの出産ドラマをお聞きしました。
司会:今日はよろしくお願いします。さて、早速ですが、妊娠したらまず考えるのが病院選びと産み方ですよね。皆さんの体験談をお聞かせください。
Aさん:3人とも自然分娩です。1人目は個人病院で、2人目は総合病院、3人目は助産院で出産しました。2人目を産んだ総合病院は食事もおいしく、個室もリーズナブルで助産師さんも熟練の方ばかり。母乳指導もしっかりやってくださって申し分なかったのですが、上の子が赤ちゃんとガラス越しにしか会えなかったのが残念でした。そこで3人目の出産に選んだのが近所の助産院です。赤ちゃんもずっと同室で、家族みんなで一緒に過ごせました。
Bさん:1人目は総合病院で自然分娩でした。そのときの痛みがあまりにもつらかったので、2人目の妊娠ではちょっとナーバスになっていたのですが、自宅から15分ほどのところに無痛分娩で有名な個人病院があることを知り、そこで産むことにしました。
無痛分娩は、硬膜外鎮痛法という方法で、麻酔専門のお医者さんが背中に麻酔薬を注入します。針をさすときは少し痛みがありますが、チクっとする程度です。
無痛分娩と言ってもまったく痛みがないわけではなくて、子宮が収縮する感じや体がきしむような苦しさもありました。ですが、1人目に比べればかなり楽。なんといっても産後の回復が早くて助かりました。
Cさん:上の子は里帰りし、実家近くの総合病院での出産でしたが、陣痛が4日間続き結局帝王切開になりました。出産後も猛烈な痛みが何日も続き、赤ちゃんをだっこすることもできず、つらかったです。
2人目も帝王切開と決まり入院が長引くので、上の子のことが気になり、今度は里帰りせずに自宅近くの個人病院を選び、その病院では入院中、助産師さんが何度も部屋に来てくださって、痛みがあればすぐに先生に報告して適切な処置をしてくださったため、とても助かりました。
Dさん:個人病院で出産しましたが、そこは自然分娩か無痛分娩か選べるんです。わたしは自然分娩で出産しました。同じ頃に入院していて、やはり自然分娩を選んでいた方がいたのですが、陣痛が20時間を超え、途中から無痛分娩に変更したそうです。彼女は高齢出産で持病もあったようなので、途中で変更できて本当に助かったと言っていました。
Eさん:2人とも、実家近くの大学病院で産みました。というのも、1人目が切迫早産で3カ月入院していたんです。入院中はずっと安静第一と言われていたのに、36週に入った途端、「もういつ生まれてもいい状態になったからどんどん動くように」という指示があり、ややとまどいました。
自然分娩で無事に生まれましたが、入院生活が長かったせいか、体力が落ちて産後も半年以上体調が悪かった気がします。
お産に対して不安があったので、2人目も同じ大学病院を選びました。出産時のトラブルから次女は帝王切開になり、さらに低体重だったため生後すぐにNICUに入ることに。不安で眠れない夜が続きましたが、今はとても元気。わたしにとっては、設備の整った大きな病院が適していたとつくづく実感します。
Fさん:上の子2人は同じ個人病院で出産しました。現在3人目を妊娠中ですが、やはり同じ病院で出産する予定です。1人目は予定日を過ぎても産まれる気配がなく、やっと陣痛が来たけど子宮口が開かず、結局19時間かかりました。その間、アロママッサージをしてくださったり、ずっと手を握ってくださったり。先生や助産師さんの励ましで乗り切ることができました。