まだまだ先の話?シニアライフの準備と心構え
子育て世代の男女に「介護」「在宅医療」「老後の生活」についてアンケートを行い96件の回答がありました。
回答を1番多くいただいたのは40代。まだまだ子育てや仕事に忙しい年代ですが、寄せられたコメントでは老後の不安がありつつも、今からできることは何か夫婦で話し合ったり、情報収集を行っているようすがみられました。
回答者情報
調査期間:2020年3月1日-3月31日
調査対象:「在宅医療」「介護」に関心のある子育て世代の男女(有効回答数96件)
調査方法:ビタミンママ Webサイト「ビタママリサーチ」にアンケートフォームを設置して回答を入力
「老後について」のコメントをご紹介
老後で不安な事、気になることをお聞きしました。
- 老々介護が気になります。訪問医療や訪問看護なとのわかりやすい情報が欲しいです
- とにかく経済面が心配。自分が介護してもらう状況では収入もないだろうし、冷静な金勘定ができない気がする。
- 今から老後に向けて準備したいと思っていますが、子育てまっただなかでは子供にお金がいくばかり。
- 共働き、そして賃貸で子育て終了まで進むと夫婦で決めました。穏やかで楽しい老後を目標に、サービス付高齢者住宅への入居を視野に入れ、資金運用情報を収集中です。
- 自宅介護の看取りというのがイメージできません。どんな感じなのでしょうか。
- わがままかもしれませんが自宅で家族に囲まれながら健康で長生きしたいです。
- 家族のなかで私だけが女性。介護は女性にしてもらいたいと強く思います。希望は出せますか?
老後の希望は「穏やかに」「自宅で」
「最期を迎える希望の場所は?」の質問に、「自宅」が42%、「病院」が30%「介護施設」が17%でした。
「理想の老後の生活は?」と聞いたところ、「不安がない・穏やか」が1番多く、次に「経済的に心配がない」「痛み・苦しみのない」が続きました。
さらに介護について「どんな情報が欲しいですか?」と聞いたところ、「在宅医療訪問看護情報」が一番多く、次に「ケアマネや介護などの情報」「病院やデイサービスなど介護施設の情報」でした。
老後は健康で穏やかな生活を、そう思うのは当然のことです。先のことはわからないけれども、情報収集をはじめ、健康管理や貯蓄など今からできることを少しずつ。将来を不安なく過ごせる準備を始めてみてはいかがでしょうか?
介護経験者に聞きました
家族の介護の経験がある方は老後をどのように考えているのでしょうか。聞きました。
- 親を地方から自宅近くの特養に引き取り看取りました。家族に身体的介護の負担をかけてしまうなら、私も施設介護を選びます。
- 自分の介護経験から、出来るだけ介護の専門の方の力を借りて家族や子供に負担をかけるようなことをしたくないと考えます。
- ケアマネージャーの能力によって、受けられるサービスが違ってきます。何人かのケアマネージャーに接した経験から、介護を受ける側もある程度の知識がないといけないと感じました。
- メンタル的な部分での向き合い方は、本人も残される家族にとっても大事だと思います。
- 在宅で看取って初めて知ったことがたくさんありました。訪問看護士の方やソーシャルワーカー、ケアマネの方、在宅医療のための医療機器手配の方、介護タクシーの方など様々な方に、本当にお世話になりました。
- 介護といっても、その期間や介護が必要になった原因など人それぞれで適切な対応も異なるため、若い人たちは不安になりすぎないようにして欲しいなと思います。
- 癌患者などの終末医療では、緩和ケアについてもよく知っていた方がいいと思いました
- 離れて住む親の介護に週末に新幹線で通っていたので大変だった。自宅にいたい気持ちは理解していたのでできるだけ希望に沿いたいと頑張ったが家族は疲弊します。
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