子どもの「気になる」行動について専門家に聞いてみました
一人で遊べる時間が増えたり、少し言葉が出るようになったり、子どもの成長を実感してうれしいと思う反面、自我の発達に伴って自己主張も激しくなり、「これって大丈夫?」と不安に思うことはありませんか。多くのママが疑問や不安を感じる子どもの「気になる」行動をリストアップしました。
何を言っても「イヤだ」「ダメ」ばかり言い返します
「イヤイヤ期」とも言われる子どもの第一反抗期は、早い子で1歳半、ゆっくりの子でも2歳ぐらいから始まります。自我が芽生え、自分でやりたい、自分で決めたいと思う最初の時期です。子どもはやろうとしていることを中断されたり、自分のイメージと違うことが起きたりするとイヤな気持ちになります。
また、ママ、パパは自分のことを全部わかってくれると思っているので、そうでないことにいら立ちます。「イヤ」と言いだしたら言い聞かせるのではなく、まずは何がイヤなのか子どもの言い分をよく聞いてあげましょう。「イヤイヤ期」は1年ぐらいで収まります。
気になるこんそーしあむとは...
子どもの発達は発達は十人十色。多様性や個性を大切にし、それぞれの子どもに合った育て方、対処ができるよう、発達への理解を深め、子育ての不安を減らしていきましょう。 これまで発信した「発達」に関する記事の一覧 これまで発[…]
お話を伺ったのは
國學院大學人間開発学部 子ども支援学科 結城 孝治教授
専門は臨床発達心理学、発達心理学。子どもの思いを理解し、子ども視点での子育ての在り方を、自らの子育て経験も交えつつ、わかりやすく解説してくれる。保育所等での発達心理相談の経験も豊富。